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 米Forrester Researchは米国時間の5月14日,2006年の米国オンライン小売市場(旅行業務を除く)に関する調査結果を発表した。それによると,「衣料品/アクセサリ/靴」カテゴリの売上高は183億ドルに達し,これまで首位を維持してきた「コンピュータ・ハードウエアおよびソフトウエア」の売上高(172億ドル)を初めて上回った。

 3位は「自動車/自動車部品」(167億ドル),4位は「家具および室内用品」(100億ドル)だった。

 衣料品関連のネット販売が急成長した理由として,多くの新興企業による市場参入や,商品の交換/返品時の無料配送サービスなどをForrester Researchは挙げる。また,Webサイト上の商品画像を拡大および回転させたり,異なる色で表示できる技術などをオンライン小売業者が導入したことも,消費者の購買意欲を促した一因と見る。

 旅行業務を除くオンライン販売の総売上高は,2006年に前年比29%増の1465億ドルにのぼった。2007年には1745億ドルに成長する見込みで,「衣料品/アクセサリ/靴」カテゴリは221億ドル規模と予測する。

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