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 米Forrester Researchは米国時間5月14日,オンライン・ビデオ配信市場に関する調査結果を発表した。それによると,有料ダウンロードの売上高は2006年の9800万ドルから2007年は3倍近い2億7900万ドルに急成長する見込みだが,その後は広告付き無料配信モデルがオンライン・ビデオ配信市場をけん引するとしている。

 映画やテレビ番組を有料ダウンロードしたことがある成人オンライン・ユーザーはわずか9%。しかもかなりのメディア愛好家であるため,「主流ユーザーの先がけを示すとは言い難い」(Forrester Research)。

 Forresterの主席アナリストJames McQuivey氏は,「主流となる消費者を引きつけるには,メディア企業は新しいビジネスモデルとコンテンツの配信メカニズムを開拓しなければならない」と述べる。「テレビ局やケーブル・ネットワークは有料ダウンロードから,広告効果や視聴者の測定ができる広告付き無料配信モデルに移行していくだろう。また映画業界は,有料のケーブル・チャンネル・サービスをまねたサブスクリプション・モデルに主軸を移す」(同氏)

 その他の主な予測分析は以下の通り。

・米Appleは「Apple TV」を再考し,ペイ・パー・ビュー方式から,テレビで直接YouTubeやABC.comのコンテンツが視聴可能な広告付きブロードバンド配信モデルに切り換えなければならなくなる

・テレビ局は,プライムタイムのテレビ番組を広告付きモデルで配信するようになる。ABCが2008年に最初に同様のサービスを開始し,他のテレビ局もそれに続く

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