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調査内容 クライアント用Windows Vistaの導入予測(今年度末,来年度末)
調査時期 2007年7月中旬
調査対象 ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者
有効回答 2026件(794件)
( )内は情報システム担当者の有効回答数

 日経マーケット・アクセスが企業情報システム担当者を対象に2007年7月に実施した調査によると,企業システムのクライアント機の総台数に占める「Windows Vista」搭載機の台数の比率は2008年3月末の時点で11.2%,1年後の2009年3月末には28.0%と見込まれることが明らかになった。

 2008年3月末時点については約6割の回答者が「5%未満」と予測し,「クライアントの過半数にVistaを搭載」という回答は合計で約5%どまり。まだ様子見の感が強い。

 しかし1年後の2009年3月末時点についての回答者の予測はかなり積極的で,「クライアントの過半数にVistaを搭載」という回答の比率は,2008年3月末時点に対する予測より10ポイント以上も多い,16.5%を占めた。回答全体を平均すると,来年度末(2009年3月末)には企業システムのクライアント・パソコンの3台~4台に1台が,Windows Vista搭載機になると予測される。

約半数の積極的な回答者の予測による「Vistaが約3割」

 ただしこの設問は,2007年7月時点で自社のシステムにWindows Vistaクライアント機を導入済み,または情報システム部門でVistaを試験中,あるいは2009年3月末までにVistaクライアントを試験導入予定とした回答者に限定して聞いた結果である。現時点で「試験導入も未定」~「不採用を決定済み」とした約半数あまりの回答者は,この設問の対象から除外している。

 また図示していないが,利用者規模50人未満の小規模システムの担当者の回答に,ややVista導入への積極性が高く出ていた。具体的には,2009年3月末時点で「クライアントのほとんど(80%以上)にVistaを搭載」という回答の比率が,利用者規模50人以上の中・大規模システムの担当者では6~7%前後なのに対し,小規模システムの担当者の回答では18.5%。小規模システムの担当者の回答での2009年3月末時点で平均Vista搭載率は,全体平均を8ポイント上回る36.0%だった。本設問での回答数の約23%を占める小規模システム担当者からの回答が,Vista搭載率の平均値を押し上げたのである。

 本設問の対象外とした「方針未定~Vista不採用確定」の回答者が約半数いること,小規模システム担当者の回答が平均値を押し上げていることから,実際のVistaへの企業システムの需要は「今年度末(2008年3月末)でクライアントの1割強,来年度末(2009年3月末)には3割近くがVista搭載」という概算からある程度差し引いて予測する必要があるだろう。

■調査概要
 日経マーケット・アクセスが,ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者を対象に,「Windows Vista」の導入見込みを聞いた。現時点で「試験導入も未定」~「不採用を決定済み」とした約半数あまりの回答者を除いて,2008年3月末および2009年3月末の時点での,クライアント機の総台数に占める「Windows Vista」搭載機の台数の比率の見込みを聞いた。
 本文中の「Vista搭載機の台数の比率」は,選択式回答の「0%~5%未満」を2.5%,「5%以上10%未満」を7.5%,「10%以上20%未満」を15%,「20%以上30%未満」を25%,「30%以上40%未満」を35%,「40%以上50%未満」を45%,「50%以上60%未満」を55%,「60%以上70%未満」を65%,「70%以上80%未満」を75%,「80%以上」を90%に換算して平均した。
 なお,仮想PC型やブレードPC型のシンクライアントでWindows Vistaの環境を社内の利用者に提供するものも,「導入」に含めるものとして回答を求めた。
 調査実施時期は2007年7月中旬,調査全体の有効回答は2026件,「所属する企業・組織で自社の情報システムにかかわる業務(企画立案・設計・開発・運用・予算承認など)を担当している」とした実質的な有効回答は794件。

図●クライアント機の総台数に占める「Windows Vista」搭載機の台数比率見込み