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調査内容 システム・インテグレーターが手がけている業務分野の認知率
調査時期 2007年7月中旬
調査対象 ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者
有効回答 2026件(794件)
( )内は情報システム担当者の有効回答数

 日経マーケット・アクセスが,ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者を対象に行った2007年7月調査では,国内の主なシステム・インテグレーター(SIer)68社を対象に,各SIerがITビジネス分野のどの領域を手がけていると思われているのか(認知度)を聞いた。業務アプリケーション系とインフラ系に大別して,前者は8分野,後者は7分野にさらに分け(「調査概要」を参照),各主要SIerがその分野を「手がけている」と思うかどうかを聞いている。今日の記事では業務アプリケーション系,明日9月21日付けの記事ではインフラ系の結果を紹介する。

IBM系2社とNECソフトが「業務アプリケーションを手広くカバー」とみなされる

 業務アプリケーション系8分野についての,評価対象全68社の平均認知率は,会計系29.0%が最大で,以下CRM・顧客関連系27.3%,人事・給与系27.2%,経営戦略・意思決定支援系26.6%,SFA・営業系26.5%,SCM系24.8%,生産管理系24.1%,物流系23.2%と,約6ポイントの幅に収まっている。

 その中で,アプリケーション系8分野で広く上位の認知率を得たSIerは,経営系を除く7分野で上位3社以内に入ったNECソフトがトップ(8分野の平均認知率44.7%)。次いで生産管理系と物流系を除く6分野で上位5社に入ったIBMビジネスコンサルティングサービス(IBCS,同44.7%)と,人事系とSCM系を除く6分野で上位5社に入った日本アイ・ビー・エム・サービス(ISC-J,同43.2%)のIBM系2社。日立ソフトウェアエンジニアリング(同40.2%)が経営系,会計系,人事系以外の6分野で上位5社に入って,“オールラウンダー”4番手の位置を得た。

 この4社だけがアプリケーション系8分野の平均認知率40%以上で,5番手はNTTソフトウェアが39.3%,NTTデータがこれに次ぐ38.9%,7番手に富士通ビジネスシステムが富士通系では最も高得点の38.7%,僅差の8番手にCSKシステムズ(38.6%)という順だった。

会計と人事はオービック,生産管理はNECソフト,SCMはIBCSがやや突出

 一方,個別の分野で特に高い認知率を得ている“特化型”のSIerとしては,下の図に示したように,会計系で2位の大塚商会に24.1ポイント,人事・給与系でもやはり2位の大塚商会に14.9ポイント差を付けたオービックが突出している。他の6分野では,目だって突出したSIerはなく,2位に5ポイント以上の差を付けたのは生産管理系のNECソフトと,SCM系のIBCSだけだった。

■調査概要
 日経マーケット・アクセスが,ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者を対象に,システム・インテグレーター(SIer)の主要企業68社について,各SIerがITビジネス分野のどの領域を手がけていると思われているのか(認知度)を聞いた。初回2006年10月調査,2回目の2007年1月調査(日経マーケット・アクセス2007年3月号「記事A19」参照)に次いで,6カ月ぶり,3回目の調査である。
 各SIerについて,【アプリケーション系】8分野(経営戦略・意思決定支援系,会計系,人事・給与系,SCM系,SFA・営業系,CRM・顧客関連系,生産管理系,物流系)と,【インフラ系】7分野(セキュリティー系,グループウエア/情報共有系,WAN/LAN/電話系,インターネット系(情報発信/電子商取引/マーケティング),ストレージ系,アプリケーション/システム間連携基盤系,運用/危機対策/ビジネス・コンティニュイティ系)の合計15分野を提示。取引や商談経験の有無に関係なく,回答者が知る範囲で,各SIerがその分野のITビジネス(サービス)を手がけていると思うかを聞いた。15分野とも空欄とした無回答者は,当該SIerを“知らない”ないし“視野に入れていない”と解釈して,有効回答数から除外している。提示したSIer68社すべてが,この基準で有効回答数30以上を獲得した。
 2007年4月調査から評価対象のベンダー/SIerリストを見直し,SIerではアビーム コンサルティング,アクセンチュア,ベリングポイント,EDSジャパン,菱洋エレクトロ,丸紅インフォテックなどを評価対象外とした。今回の7月調査ではNECトータルインテグレーションサービス(旧日電東芝情報 システム)を追加した。NECソフト,NTTコムウェア,CSKシステムズについては,各地のグループ会社を含めて評価するよう求めた。評価対象企業のリストは,本調査の設問の原文とともに,日経マーケット・アクセスの有償会員向けサイト「日経MA-INDEX 企業情報システム」で公開している。
 調査実施時期は2007年7月中旬,調査全体の有効回答は2026件,「所属する企業・組織で自社の情報システムにかかわる業務(企画立案・設計・開発・運用・予算承認など)を担当している」とした実質的な有効回答は794件。

図●システム・インテグレーターが手がけている業務分野の認知率【経営戦略・意思決定支援系上位5社】   図●システム・インテグレーターが手がけている業務分野の認知率【会計系上位5社】
 
図●システム・インテグレーターが手がけている業務分野の認知率【人事・給与系上位5社】   図●システム・インテグレーターが手がけている業務分野の認知率【SCM系上位5社】
 
図●システム・インテグレーターが手がけている業務分野の認知率【SFA・営業系上位5社】   図●システム・インテグレーターが手がけている業務分野の認知率【CRM・顧客関連系上位5社】
 
図●システム・インテグレーターが手がけている業務分野の認知率【生産管理系上位5社】   図●システム・インテグレーターが手がけている業務分野の認知率【物流系上位5社】
図●システム・インテグレーターが手がけている業務分野の認知率(各分野の上位5社)
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