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調査内容 2007年第3四半期IT予算の分野別予算額
調査時期 2007年9月中旬
調査対象 ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者
有効回答 2073件(933件)
( )内は情報システム担当者の有効回答数

 日経マーケット・アクセスが,ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者を対象に行った調査で,2007年7月~9月四半期のIT予算額を,適用業務やITインフラの分野,ハード/ソフト別などで聞いた。

 四半期の平均予算額が最大だった分野は,10月26日付けの記事で紹介した前年同期比予算減少率がマイナス14.4%と全分野中最大の「SCM」。平均約3800万円で他の分野の平均予算額の2倍以上と突出した。前回2007年6月調査の平均額を今回の平均額が上回ったのは,この「SCM」(前回は約3370万円,回答数が30件未満のため参考値)だけだった。SCMは前々回2007年3月調査(2007年1月~3月期)でも参考値ながら平均約3520万円,3四半期連続で3000万円台で適用業務8分野中トップに立ち続けている

 このほか四半期の平均予算額の大きい分野は,「新規システム開発」「既存システムの再構築」とインフラ系の「運用・危機対策系」が平均1600万~1700万円程度。業務アプリ系では「CRM・顧客関連」,インフラ系では「アプリケーション(システム)間連携基盤系」と「情報系」が平均1300万円台で上位に並んだ。

 とはいえ前回2007年6月調査では,「新規開発」が約3520万円,「再構築」が約2870万円,「CRM」が約2730万円,「運用・危機対策系」が約2410万円,「連携基盤系」が約2070万円,「情報系」が約1720万円。最も今回との差が小さい「情報系」でも約25%減,ほとんどの分野が前回の平均値を3割~5割も下回った。

 前年同期比増減率はほぼプラスマイナス0だった「ハードウエア購入」は,平均金額では約660万円(前回2007年6月調査では約1020万円),増減率では約10%減だった「ソフト購入」は同490万円(同920万円)で,ともに前期(2007年4月~6月四半期)より450万円前後減った。

■調査概要
 日経マーケット・アクセスが,ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者のうち,何らかの予算執行・承認権限を持つ人を対象に,執行・承認の権限を持つシステム予算(四半期分)の総計を聞いた。新規購入や開発中の案件がなく,四半期のIT関連支出が継続運用費やリース料の支払い,減価償却費のみの場合,それらの本四半期分の総計額が属する範囲を選ぶよう求めた。外注の開発・運用要員の人件費は含めるが,自社内の開発・運用要員の人件費は含めない。
 本文中の「平均の予算額(四半期予算平均額INDEX)」は,選択式回答(最も近いものを一つ選択)の「本四半期はゼロ」を0,「100万円未満」を50万円,「100万円以上300万円未満」を200万円,「300万円以上1000万円未満」を650万円,「1000万円以上3000万円未満」を2000万円,「3000万円以上5000万円未満」を4000万円,「5000万円以上1億円未満」を7500万円,「1億円以上3億円未満」を2億円,「3億円以上」を4億円に換算して平均した。
 分野別のITインフラ系のうち,「情報系システム」はグループウエアや情報共有システム,「ネットワーク系システム」はWAN,LAN,電話,「インターネット系システム」は情報発信,電子商取引,マーケティング関連のシステムを指すものとして回答を求めた。「運用・危機対策系システム」はビジネス・コンティニュイティー関連のシステムも含む。目的別のうち「運用・保守開発」は信頼性向上やコスト・ダウンのための開発を含む運用・保守,ハード/ソフト別での「ソフトウエア購入」の対象範囲はアプリケーションやミドルウエアを指す,と設問に記載している。
 調査実施時期は2007年9月中旬~下旬,調査全体の有効回答は2073件,うち情報システム担当者の有効回答は933件。

図●最新四半期(2007年7月~9月)の分野別IT投資予算(回答者が予算執行・承認権限を持つ範囲)