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 米comScoreは米国時間10月25日,2007年第3四半期の米国オンライン売上に関する調査結果を発表した。それによると,当期のオンライン売上合計は486億ドルで,前年同期から18%増加した。旅行関連の202億ドル(前年同期比11%増)を除くと,オンライン売上合計は284億ドル(同23%増)となる。

 カテゴリ別でみると,成長率が最大だったのは「ビデオ・ゲーム/ゲーム機/付属品」(前年同期比199%)。任天堂の「Wii」やソニーの「PlayStation 3」が同カテゴリの成長を押し上げた。

 その他,「民生電子器機」(前年同期比58%増)や「玩具/趣味」(同57%増)が大きく成長した。民生電子器機カテゴリでは高解像度テレビと薄型テレビの人気がけん引役となっている。玩具/趣味カテゴリの場合は,アジア地域で製造された不良玩具を理由とする買替え需要が成長要因とみる。

■2007年Q3のカテゴリ別米国オンライン売上成長(前年同期比) 
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カテゴリ                              成長率
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ビデオ・ゲーム/ゲーム機/付属品       199%
家庭用電子機器(PC周辺機器を除く)      58%
玩具/趣味                              57%
イベント・チケット                      54%
書籍/雑誌                              48%
家具/電化製品/備品                    47%
家庭用品/園芸用品                      31%
音楽/映画/ビデオ                      31%
宝石/腕時計                            21%
スポーツ用品/フィットネス              20%
衣料/アクセサリ                        11%
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出典:comScore

 またcomScoreは,2007年1月~9月のオンライン売上合計が1430億ドルを超えたのを受け,2007年通期のオンライン売上が2000億ドルに達すると予測している。

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