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調査内容 IT予算の執行率
調査時期 2007年9月中旬
調査対象 ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者
有効回答 2073件(933件)
( )内は情報システム担当者の有効回答数

 2007年8月の企業・組織の「IT予算執行率INDEX(平均の予算執行率)」は予算消化率95.4%(平均4.6%の予算未消化),前月(2007年8月調査の2007年7月実績)に比べて1.2ポイント・ダウン。予算の未消化率が再び拡大したことが,日経マーケット・アクセスがITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者を対象に,2007年9月に実施した調査で明らかになった。

 2007年4月調査(2007年3月実績,1.8%未消化)から2007年7月調査(2007年6月実績,6.5%未消化まで4カ月連続の未消化率拡大が,前月調査で3.4%未消化へと若干押し戻したが,今回の8月実績では再び未消化率が拡大に転じた。

 現在集計中の2007年10月調査(2007年9月実績)でも,暫定集計値だがさらに1ポイント程度,予算の未消化率が拡大した模様だ。2007年7月~9月四半期のIT予算の総額が前年同期比マイナス1%に落ち込んだという今回の調査結果も併せてみると,この8月から9月にかけて,ユーザー企業のIT投資マインドが冷え始めたことが伺える。

 8月の予算執行率の回答の内訳を見ると「予算超過」側の合計は7.9%。過去4回の調査ではこの値は9.1%(8月調査),10.8%(7月調査),9.2%(6月調査)、10.1%(5月調査)という水準で推移しており,“ITへ積極投資”するユーザーが,やや減少に転じた。逆に「予算未達」側の合計は今回が18.6%。過去4回の19.3%(8月調査),24.5%(7月調査),19.8%(6月調査),18.5%(5月調査)という水準から見ると,7月調査の値がやや突出しているのを除けばほぼ横ばいだ。

■調査概要
 日経マーケット・アクセスが,ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者を対象に,前月(2007年8月)のシステム投資の執行額が予算に比べて超過または未達(未消化)になったかを聞いた。ここでの設問は,回答者が担当・関与している情報システムの範囲を総合的に見た超過/未達率である。
 本文中の「予算執行率INDEX(平均の予算執行率)」は,選択式回答の「50%超の未達」を-65%,「20%~50%の未達」を-35%,「10%~20%の未達」を-15%,「10%未満の未達~10%未満の超過(ほぼ予算通り執行)」を0%,「10%~20%の超過」を+15%,「20%~50%の超過」を+35%,「50%超の超過」を+65%に換算して加重平均した。
 なお,予算はゼロで当月執行が発生した場合は,「50%超の超過」,「予算ゼロ,かつ執行ゼロ」の場合は「ほぼ予算通り執行」を選択するよう求めている。新規購入や開発中の案件がなく,当月のIT関連支出が継続運用費やリース料の支払い,減価償却費のみの場合も,「ほぼ予算通り執行」を選択するよう求めた。
 調査実施時期は2007年9月中旬~下旬,調査全体の有効回答は2073件,「所属する企業・組織で自社の情報システムにかかわる業務(企画立案・設計・開発・運用・予算承認など)を担当している」とした実質的な有効回答は933件。

図●2007年8月のIT予算の執行率(n=654)