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 米McAfeeは米国時間11月16日,ITセキュリティに関する2008年の状況見通しを発表した。Web 2.0システムとWindows Vistaに対する攻撃が増えるのに対し,アドウエアは減少すると見込む。

 オンデマンドCRMのSalesforce.comやSNSのMySpace.comなど,いわゆるWeb 2.0と総称されるオンライン・アプリケーションに対する攻撃が増え,マルウエアの配布手段として悪用され始めた。このような傾向は今後ますます強まるという。

 2008年になるとWindows Vistaの導入率が高くなり,OS市場におけるシェアが10%を超える。また,Windows Vista初のサービス・パックService Pack 1(SP1)がリリースされると,さらに導入ペースが加速する。このことから,攻撃者やマルウエア作者は本格的にWindows Vistaを狙うようになるとMcAfeeは予測する。

 これに対しアドウエアについては,捜査当局の取り締まり強化が効果を発揮し,防御手段の改善も奏功し,2006年から減少傾向にある。

 また,インスタント・メッセージング(IM)経由で広まるマルウエア「インスタント・マルウエア(IM)」やオンライン・ゲームを狙う攻撃が増えると予想する。オンライン・ゲーム内の活動が金銭に結びつくようになってきた影響で,2007年の増加ペースは,銀行を攻撃対象とするトロイの木馬より,オンライン・ゲームでパスワードを盗むトロイの木馬の方が高かった。

 さらにMcAfeeは,ボットネットの拡大,ハード・ディスク装置内のファイルを書き換えるウイルス的マルウエアの再来と増加,VoIPシステムを狙った攻撃の急増などを予測している。

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