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 米ミシガン大学(University of Michigan)は米国時間11月27日,テレビ,映画,コンピュータ・ゲーム,インターネットといったメディアにおける暴力的な描写が視聴者に与える影響について研究した結果を発表した。それによると,子供,成人を問わず,メディアを通じて暴力的な描写を目にすることで,視聴者が攻撃的に行動する可能性が高くなるという。

 ミシガン大学の研究者であるL. Rowell Huesmann氏によると,米国の子供は1日あたり平均して3~4時間テレビを視聴している。テレビ番組の60%以上に何らかの暴力的なシーンがあり,40%には過激な暴力シーンが含まれているという。

 また,子供がコンピュータ・ゲームに費やす時間も増えており,これらのゲームの大半に暴力的な描写が含まれている。現在,子供がいる世帯の83%がゲーム機を所有しているという。

 Huesmann氏は,「暴力的な電子メディアにさらされることは,公衆衛生(public health)への脅威としてよく知られている喫煙が肺がんに及ぼす影響の次に深刻だ」とコメント。暴力的な描写にさらされているすべての子供が暴力的に振舞うようになるわけではないが,社会や親がこの脅威に対して気を配る必要があるとしている。

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