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調査内容 システム分野別IT予算執行率
調査時期 2007年10月中旬
調査対象 ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者
有効回答 2173件(877件)
( )内は情報システム担当者の有効回答数

 日経マーケット・アクセスがITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者を対象に2007年10月に実施した調査で,システムの分野別に聞いた9月の企業・組織の「IT予算執行率INDEX(平均の予算執行率)」は,業務アプリケーション分野の「SCM」が0.0%(予算と同額を支出)で全分野のトップの消化率となった。2007年8月調査(2007年7月実績)(+1.5%)から3カ月連続で,「SCM」分野が予算執行率のトップを続けている。

 そのほか業務アプリケーション分野では「会計」も未消化率0.2%で,同分野の過去12カ月で最も高い予算消化率をマーク。「CRM・顧客関連」と「経営戦略系」「その他の業務系」以外の6分野が未消化率2%未満(予算消化率98%以上)を記録した。業務アプリケーション各分野の予算消化率がこれだけ高い数値に集まったのは,調査開始以来初めてだ(過去は前回2007年8月実績初回2006年8月実績で4分野が2%未満に達したのが最高)。

 システム・インフラ7分野(その他のインフラ分野を除く)は,全分野の予算執行率INDEXがマイナスという状態が,2006年10月実績から継続しており,今回で12カ月連続となった。ただし今回は「ストレージ系」が0.5%未消化(予算消化率99.5%以上)で,同分野の過去12カ月で最も高い予算消化率に上昇。「アプリケーション(システム)間連携基盤系」と「インターネット系」も予算消化率98%以上に復帰。前回調査の2007年8月実績では7分野すべてが未消化率2%以上(予算消化率98%以上未満)に沈んでいたが,今回の9月実績ではやや上昇傾向に転じた。

 「新規システム開発」と「運用・保守開発」の予算執行率はともに3カ月連続上昇,「既存システムの再構築」も前回の0.1ポイントの微減から再び上昇に転じ,そろって予算消化率99%以上に到達した。特に,「再構築」が予算消化率99%以上に戻ったのは2006年9月実績(2006年10月調査)以来,「新規開発」も2007年3月実績(4月調査)以来である。

 「ハード購入」の予算執行率は前回より1.2ポイント下落して97.5%(未消化率2.5%),「ソフト購入」の予算執行率INDEXは0.3ポイントの微増で97.1%(未消化率2.9%)だった。

■調査概要
 日経マーケット・アクセスが,ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者を対象に,前月(2007年9月)のシステム投資の執行額が,予算に比べて超過または未達(未消化)になったかを聞いた。
 図中の「情報系システム」はグループウエアや情報共有システム,「ネットワーク系システム」はWAN,LAN,電話,「インターネット系システム」は情報発信,電子商取引,マーケティング関連のシステムを指すものとして回答を求めた。「運用・危機対策系システム」は/ビジネス・コンティニュイティ分野,「運用・保守開発」は信頼性向上やコストダウンを目的とするソフトの維持改良を含む。「ソフトウエア購入」はアプリケーション・ソフトやミドルウエアの購入を指すものとして回答を求めた。
 本文中の「予算執行率INDEX(平均の予算執行率)」は,選択式回答の「50%超の未達」を-65%,「20%~50%の未達」を-35%,「10%~20%の未達」を-15%,「10%未満の未達~10%未満の超過(ほぼ予算通り執行)」を0%,「10%~20%の超過」を+15%,「20%~50%の超過」を+35%,「50%超の超過」を+65%に換算して加重平均した。
 なお,予算はゼロで当月執行が発生した場合は,「50%超の超過」,「予算ゼロ,かつ執行ゼロ」の場合は「ほぼ予算通り執行」を選択するよう求めている。新規購入や開発中の案件がなく,当月のIT関連支出が継続運用費やリース料の支払い,減価償却費のみの場合も,「ほぼ予算通り執行」を選択するよう求めた。
 調査実施時期は2007年10月中旬,調査全体の有効回答は2173件,「所属する企業・組織で自社の情報システムにかかわる業務(企画立案・設計・開発・運用・予算承認など)を担当している」とした実質的な有効回答は877件。

図●2007年9月のシステム分野別平均IT予算執行率