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 世界経済に関する非営利団体の世界経済フォーラム(WEF:World Economic Forum)はスイスで現地時間2008年4月9日,世界の情報通信技術(ICT)の利用状況に関する調査結果を発表した。それによると,2007年~2008年に情報通信技術を最も効果的に活用している国および地域のトップは前年に引き続きデンマークだった。

 2位は昨年と変わらずスウェーデン,3位は昨年5位のスイスだった。4位は昨年の7位から順位を上げた米国。9位の韓国は,トップ10外の19位からジャンプアップした。

 この調査は,世界の127カ国および地域を対象に,WEFがフランスの経営大学院INSEADと共同で実施したもの。ICTの整備状況を,(1)ICTを取り巻く企業,規制,インフラ,(2)個人,企業,政府によるICTの受け入れ体制,(3)個人,企業,政府による最新のICTの活用状況について評価し,Networked Readiness Index(NRI)指標として算出した。

 米国は,「インターネット・サーバーの確保」「ベンチャ・キャピタルの参加」「政府機関のWebサイト運用」「企業と大学との研究提携」などの項目で1位につけた。韓国は,「低価格で良質のインターネット・サービス提供」および「企業内でのインターネット利用の普及」で評価が最も高かった。

 アジア太平洋地域では,シンガポールが5位,香港が11位,オーストラリアが14位,台湾が17位だった。日本は14位から19位に転落し,中国は前年の59位から57位に順位を上げた。

 「トップ10諸国に共通するのは,政府がICTの重要性に対して一貫したビジョンを持っていることと,教育や革新に早くから取り組む姿勢。これらによって,ICTの活性化だけでなく,持続可能な成長の基盤を形成している」(WEF上級エコノミスト兼レポート共同編集者のIrene Mia氏)

■2007~2008年のNRIランキング上位10カ国
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国             2007~2008年 2006~2007年   前回比
                 順位         順位
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デンマーク          1            1             -
スウェーデン        2            2             -
スイス              3            5            +2
米国                4            7            +3
シンガポール        5            3            -2
フィンランド        6            4            -2
オランダ            7            6            -1
アイスランド        8            8             -
韓国                9           19           +10
ノルウェー         10           10             -
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出典:WEF

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