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 勤務先でも家庭でもPentium 4/メモリー1Gバイト搭載のデスクトップPCを使い,OSはWindows XP。家庭ではFTTHサービスを利用し,下り実効速度は30Mビット/秒。一方,携帯では,通常の携帯電話機に標準で搭載しているブラウザを使ってWebサイトにアクセスする。パケット定額プランを契約しているものの,基本料部分で済んでいる。料金負担は業務利用も含めて個人。端末は3年ちょっと使ってから買い換える--。これが,ITpro読者の代表的なインターネット環境である。

 インターネット回線のブロードバンド化,パソコンの高性能化が進んでいるといわれるが,実際のところはどうなのだろうか。ITpro読者に対して「インターネット利用環境に関するアンケート」を実施した。勤務先や家庭でのパソコンや回線といった環境,および携帯電話のネット環境についても聞いた。調査期間は2008年3月24日~4月6日の2週間,1762人から回答があった。

 調査の結果,勤務先よりも家庭のほうがわずかながら,インターネット利用環境が優れている,携帯でのネット・アクセスはあまり使われていない--こともわかった。

Pentium 4またはCore2マシンを使いFTTHで下り30Mビット/秒

 OSは勤務先も家庭もWindows XPが圧倒的。信頼性や互換性を考慮してか,勤務先ではXPが8割以上を占めている(家庭は68.4%)。勤務先では4.4%に過ぎないWindows Vistaであるが,家庭では16.3%に達している。Vista発売から1年以上たち,店頭では通常Vistaマシンしか入手できない状況を考えれば当然の結果といえる。

 CPUはPentium 4が最も多い(図1)。Pentium 4の登場は2000年であるが,動作周波数のアップなどを重ね息の長いCPUである。見方を変えれば,動作周波数が1GHz強から3GHz超までと幅があるので,性能は一概にいえない。次に多かったのがCore2 Duoなどのインテルの新型の高性能CPU。これはPentium 4とは逆に勤務先は13.6%であるのに対して,家庭では17.1%と家庭のほうが多い。搭載メモリーは512Kバイト以上2Gバイト未満という回答者が勤務先も家庭も6割以上を占める。

図1●CPUはPentium 4とCore2

 ネットワーク環境を見てみると,家庭ではFTTHの導入率が高い(図2)。総務省の発表によると,2007年12月末時点で,ブロードバンド・ユーザーのうち,FTTHの比率は40%である(発表資料)。これに対してITpro読者は,FTTH導入率が48.2%(母数に電話回線なども含む)となっており,一般の家庭よりも明らかに導入率が高いといえる(図3)。実効速度は家庭のほうが速い。共用する人数を考えれば,当然の結果であろう。

図2●搭載するメモリー容量は1Gバイト前後が平均

図3●家庭でのアクセス回線はFTTHが5割近い

 下りの実際の実効速度は,勤務先と家庭とも1Mビット/秒以上10Mビット/秒未満が最も多い(図4)。この実効速度を出している回線の種類は,勤務先と家庭では少し違っている。勤務先では、専用線が39.5%を占め、FTTH、ADSLが続く。家庭ではADSLが66.2%で次がFTTH,CATVである。FTTHユーザーでも10Mビット/秒の実効速度が得られない場合がかなりある。

図4●アクセス回線の下り実効速度は10Mビット/秒未満が多い

携帯のパケット使い放題加入は3割

 ITpro読者は,あまり携帯電話を使ったWebアクセスは利用していないようだ。携帯電話で日常的にWebアクセスするには,パケット定額プランへの加入は不可欠に近い。ところが,「パケット定額プランに加入」と「段階制定額プランの上限額支払い」を合わせて30.7%(図5)。つまり,携帯で頻繁にWebアクセスを利用しているのは約3割,残りの約7割の人はときどき利用するだけと推測できる。

図5●パケット定額/割引プランを利用していない人が3割

 そのパケット料金は,仕事に利用した分も含めて個人で負担していると答えた読者が60.1%。逆にプライベート利用も含めて会社で料金を負担と答えた読者が5.5%であった。端末の買い替えサイクルは「2年以上3年未満」が42.7%と最も多く,次が「3年以上」の27.1%である。

 ITpro読者のネット環境の平均像は,自分自身の環境にダブって見えた。