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 米Gartnerは米国時間2008年4月16日に,2008年第1四半期の世界パソコン市場に関する調査の速報値を発表した。それによると,当期のパソコン出荷台数は7110万台で前年同期から12.3%増加した。米国経済の低迷による大きな影響は受けなかったとGartnerはみる。

 米Hewlett-Packard(HP)は市場シェア18.3%で首位を維持した。同社の出荷台数は前年同期比17.5%増加し,EMEA(欧州/中東/アフリカ)地域や他の地域では堅調な伸びを見せたが,米国ではマイナス成長だった。2位の米Dell(シェア14.9%)は,出荷台数が同21.8%増加し,ほとんどの地域で市場全体の伸び率を上回った。

■表1:2008年Q1の世界パソコン市場,メーカー別出荷台数速報値(単位:1000台)
メーカー 08年Q1
出荷台数
(1000台)
08年Q1
市場シェア
(%)
07年Q1
出荷台数
(1000台)
07年Q1
市場シェア
(%)
伸び率
(%)
HP 12,979 18.3 11,046 17.5 17.5
Dell 10,579 14.9 8,688 13.7 21.8
Acer 6,762 9.5 5,399 8.5 25.2
Lenovo 4,794 6.7 3,969 6.3 20.8
東芝 3,076 4.3 2,577 4.1 19.3
その他 32,868 46.3 31,570 49.9 4.1
合計 71,057 100.0 63,250 100.0 12.3
注:デスクトップ・パソコン,ノート・パソコン,x86サーバーを含む
出典:Gartner(2008年4月)

 米国市場の出荷台数は1520万台で前年同期比3%の微増にとどまった。ただし積極的な価格引き下げを行った家庭用ノート・パソコンは堅調だった。メーカー首位はDell(市場シェア31.4%),2位はHP(同25.0%),3位は台湾Acer(同9.1%)となった。順位を4位に上げた米Apple(同6.6%)は出荷台数が前年同期比32.5%増と,トップ5メーカーのうち最も急伸した。

 EMEAの出荷台数は前年同期から14.9%伸びた。ノート・パソコンの価格競争激化が要因とみる。中南米は同19.1%増加,アジア太平洋地域は同19%増加した。なお,日本での出荷台数は同0.6%の微増だった。

■表2:2008年Q1の米国パソコン市場,メーカー別出荷台数速報値(単位:1000台)
メーカー 08年Q1
出荷台数
(1000台)
08年Q1
市場シェア
(%)
07年Q1
出荷台数
(1000台)
07年Q1
市場シェア
(%)
伸び率
(%)
Dell 4,775 31.4 4,126 27.9 15.7
HP 3,804 25.0 3,812 25.8 -0.2
Acer 1,389 9.1 1,701 11.5 -18.3
Apple 1,010 6.6 762 5.2 32.5
東芝 840 5.5 805 5.4 4.4
その他 3,402 22.4 3,570 24.2 -4.7
合計 15,221 100.0 14,776 100.0 3.0
注:デスクトップ・パソコン,ノート・パソコン,x86サーバーを含む
出典:Gartner(2008年4月)

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