調査内容 | 2008年2月に導入したデスクトップ・パソコン |
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調査時期 | 2008年3月中旬 |
調査対象 | ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者 |
有効回答 | 3200件(1174件) ( )内は情報システム担当者の有効回答数 |
日経マーケット・アクセスが,ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者を対象に行った調査で,2008年2月に導入したデスクトップ・パソコンのメーカーと台数を聞いた(複数回答)ところ,導入製品のユーザー数はデルが2006年10月調査(2006年9月導入実績)以来18カ月連続の首位をキープした。
導入台数は前回2008年1月実績(2008年2月調査)で富士通に5カ月連続首位を阻止されたデルが,再び首位に返り咲いた。
デスクトップ・パソコンの今回の1回答平均導入台数は38.6台(前回2008年1月実績は47.0台)で約18%減少した。集計上有効とした「1回答で1メーカー製品を1000台以上」の“大量一括導入”回答は,今回のデスクトップ・パソコンでは2件(金融業,サービス業で各1件)で,これを除いた1回答平均は29.8台,2008年1月実績(同38.7台)に対してやはり約13%減となった。
ちなみにこの“大量一括導入”回答2件を除くと,メーカー別導入台数は2位富士通から5位レノボまでの順位が大きく入れ替わる。
■調査概要
日経マーケット・アクセスが,ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者を対象に,回答者の勤務先の情報システムの構成要素としてのパソコン・サーバーの導入状況を聞いた。当該月に正式発注や契約など購入が確定したもののみが対象で,「過去に発注済みのパソコンが当該月になって納品されたもの」「回答者の個人用パソコンの購入」は除外している。
2007年2月調査(2007年1月の導入実績)の記事まで,「x社のデスクトップ・パソコンをy台導入した」という回答1件を,x社についての「購入製品のメーカー数」1件と表現してきたが,2007年3月調査の記事から,x社についての「ユーザー数」1件という表現に変更した。つまり「ユーザー数イコール有効回答数」であり,導入したデスクトップ・パソコンの実利用者数を聞いたものではない。
また,本調査では1企業・組織からの複数の回答を有効としている(「所属企業・組織で情報システムを担当している」と明示した回答者であれば,「全社情報システム部門」に限定せず,「事業所」や「部門」や「ワークグループ」の情報システム担当者も,有効な回答者として認めている)ため,「ユーザー数イコール導入企業数」とは断言できない。
2006年12月調査から「業種がコンピュータ関連で,当該メーカーの全導入台数の過半数を占める」大量一括導入の回答を集計対象外とした。このため2008年3月調査では,デスクトップ・パソコンでは2700台(1回答あたり約8.0台に相当)分の回答を,無効として集計対象から除外した。
調査実施時期は2008年3月中旬,調査全体の有効回答は3200件,「所属する企業・組織で自社の情報システムにかかわる業務(企画立案・設計・開発・運用・予算承認など)を担当している」とした実質的な有効回答は1174件。
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図●前月(2008年2月)のデスクトップ・パソコンの導入台数(n=338) |