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調査内容 主要インテグレーターに対する利用意向
調査時期 2008年4月中旬
調査対象 ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者
有効回答 2920件(1136件)
( )内は情報システム担当者の有効回答数


 日経マーケット・アクセスがITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者を対象に行った2008年4月調査での,システム・インテグレーター(SIer)の主要企業への「今後利用したい」(利用意向)率のランキングは,通信工事に強いSIerのNECネッツエスアイ(2005年までの社名は日本電気システム建設)が,25.5%の支持を得て初のトップに立った。ネッツエスアイは今回初めて有効回答数(「職務で接点がある」とした回答者数)30以上を得てのランク入りである。ちなみにNECネッツエスアイに対する利用意向率は,前回2008年1月調査では回答数28で14.3%(参考値),前々回2007年10月調査では回答数16で6.3%(参考値)だった。

 SIerに対する利用意向率の2位は,同じNEC系で保守サービスを地盤とするNECフィールディング(23.9%)。前回2008年1月調査も2位(21.6%),前々回2007年10月調査は3位(16.5%),2007年7月調査も2位(21.5%)と安定した支持率を誇っている。

 3位(23.3%)に食い込んだのは,ネッツエスアイと同じく今回初めて有効回答数30以上を得てランク入りしたオージス総研。ちなみに前回2008年1月調査でのオージス総研は回答数16で利用意向率12.5%(参考値),前々回2007年10月調査は回答数15で6.7%(参考値)だった。

 このほか,今回5位の電通国際情報サービス(22.4%,2008年1月調査は回答数26で利用意向率3.8%,2007年10月調査は回答数20で15.0%)など,上位10社中6社が今回初めて有効回答数30以上を得てランク入りしたSIer。いずれも特定の分野に強みを持つSIerの名前が並んだ。

 これらの初登場組SIerでの,今回調査から設問に加えた「そのSIerを『利用したい理由』」への回答は,NECネッツエスアイ(「今後利用したい」13票)は「導入後のサービス(保守,稼働継続)」と「過去の導入/利用実績」が各4票で最大。オージス総研(同10票)は「製品/サービスの機能」が4票,電通国際情報サービス(同11票)は「製品/サービスの機能」「導入後のサービス」「ブランドや企業イメージ」が各4票で最大だった。

 一方,4位にはNECフィールディングと同じく上位常連の大塚商会(22.5%)が入っている。前回2008年1月調査では3位(17.9%),前々回2007年10月調査は2位(16.8%),2007年7月調査でも19.1%で実質3位(現在SIerとしての評価対象から除外しているリコーと富士ゼロックスを除外した場合)だった。NECフィールディングや大塚商会についての『利用したい理由』は,16日~次週21日公開予定の記事で紹介する。

 前回首位の東芝情報システム(TJsys,22.2%)は,今回14.3%でランク対象64社中同率48位。前回2008年1月調査と比較可能なSIer39社中最大の7.9ポイント・ダウンである。このほか,前回調査より利用意向率が5ポイント以上ダウンしたのは,富士通システムソリューションズ(Fsol,前回11.6%→今回6.1%)と兼松エレクトロニクス(前回15.1%→今回8.5%)の2社のみ。Fsolは前々回2007年10月調査では18.8%を得て,SIerへの利用意向率トップだった。

 逆に前回調査より利用意向率が10ポイント以上アップしたのは富士通エフ・アイ・ピー(前回6.1%→今回20.5%),ユニアデックス(5.6%→18.5%),ダイワボウ情報システム(3.3%→13.9%),富士通エフサス(10.0%→20.0%)の4社だった。

 ちなみに,「今後利用したいSIer」の回答票数ベスト3は,前回調査と同じく大塚商会(115票),NECフィールディング(83票),NTTデータ(75票)。4位には前回20票,前々回18票と下位に沈んでいた富士通エフサスが66票を獲得して大幅にランクアップ。5位は前回調査でも5位の伊藤忠テクノソリューションズ(62票)。前回調査で4位(45票)の日本アイ・ビー・エム・サービス(ISC-J)は,今回は48票で同率10位に後退した。

■調査概要
 日経マーケット・アクセスが,ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者を対象に,情報通信製品/サービス・ベンダーとシステム・インテグレーター(SIer)の主要企業各68社について,《今後利用したい》と感じるかを聞いた。
 「対象SIerのビジネス領域と自分の職務領域には接点がある」とした回答者の数nを100%として,n=30以上を得たSIer64社を掲載した。
 2008年4月調査で実施した評価対象SIerリストの主な変更点は「IIJグループ」,「パナソニック システムソリューションズ ジャパン」,「アイネス」の3社を追加,SRA,アイ・ティ・フロンティア,シャープシステムプロダクトの3社を削除。そのほかTISに代えて「ITホールディングス」,日本ビジネスコンピューターに代えて「JBグループ」,日本電子計算に代えて「JBISグループ」を評価対象として提示した。
 評価対象企業全136社のリストは,本調査の設問の原文とともに,日経マーケット・アクセスの有償会員向けサイト「日経MA-INDEX 企業情報システム」で近日中に公開する予定。
 調査実施時期は2008年4月中旬,調査全体の有効回答は2920件,「所属する企業・組織で自社の情報システムにかかわる業務(企画立案・設計・開発・運用・予算承認など)を担当している」とした実質的な有効回答は1136件。

図●主要システム・インテグレータ64社に対する「利用希望」
(「対象SIerのビジネス領域と自分の職務領域に接点がある」とした回答者の中での比率,n=30以上)