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調査内容 主要SIerに対する「利用したい理由」(その2)
調査時期 2008年4月中旬
調査対象 ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者
有効回答 2920件(1136件)
( )内は情報システム担当者の有効回答数


 日経マーケット・アクセスが企業情報システムの担当者(ITpro Researchモニター登録者)を対象に行った2008年4月調査で,「今後利用したい」という回答を得たシステム・インテグレーター(SIer)に対する「利用したい理由」を,得票数40~50の8社(NECソフト,新日鉄ソリューションズ(NSSOL),日本アイ・ビー・エム・サービス(ISC-J),富士通ビジネスシステム(FJB),日立電子サービス(電サ),NTT-ME,住商情報システム(SCS),CSKグループ)について分析した。

「利用したい理由」にSIerの個性がある

 まず各社に対して「利用したい」という回答者が最も多く選んだ「利用したい理由」を見ると,ISC-J,FJB,SCS,CSKグループの4社が「製品/サービスの機能」(順に39.1%,34.1%,36.6%,27.5%。有効回答数30以上のSIer18社の平均は31.2%)。NECソフトとCSKが「過去の導入/利用実績」(47.6%,27.5%。18社平均31.9%)。NSSOLは「提案、業務分析、情報提供」(38.3%。18社平均25.5%),電サは「導入後のサービス(保守、稼働継続)」(45.5%。18社平均27.9%)。NTT-MEは「ブランドや企業イメージ」(33.3%。18社平均18.2%)であった。

 5月16日付け記事5月19日付け記事で紹介したベンダーに対する「利用したい理由」では,デル(最大の理由は「コスト」)と富士通(同「過去の実績」)以外の23社中21社で,最大の「利用したい理由」はすべて「製品/サービスの機能」だった。

 これに対してSIer18社では,6社が「過去の実績」,6社が「機能」,3社が「提案」,3社が「導入後のサービス」,2社が「ブランドや企業イメージ」と,大きくばらける結果になった(トップ要因の同率が2社あるため延べ20社になる)。

ISC-Jは「ブランド」と「機能」,住商情報も「機能」で評価

 今回取り上げる8社の中で,他のSIerとの比較で特に高い支持率を得た『利用したい理由』を見て行くと,「ブランド」では18社中のトップがISC-Jの34.8%で,NTT-MEが2位(3位はNTTデータの32.4%)。「提案」のNSSOLはNTTデータ(36.5%)に約2ポイントの差で18社中1位(3位はISC-Jの34.8%)である。

 「企業規模や体制」では,CSK(20.0%)が日立情報システムズの19.2%,NTTデータの17.6%を抑えて,18社中のトップだった。

 電サの「導入後のサービス」は18社中2位(1位はNECフィールディング,3位は富士通エフサス)。FJBの「コスト」の22.7%は,大塚商会の23.2%には及ばないのものの,3位の電サ(15.9%)や18社平均(11.2%)に大きく差を付けている。

 「製品/サービスの機能」ではISC-Jの39.1%が,ネットワンシステムズ(n=30,40.0%)に1位は譲ったものの2位,SCS(36.6%)が3位だった。

■調査概要
 日経マーケット・アクセスが,ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者を対象に,情報通信製品/サービス・ベンダーとシステム・インテグレーター(SIer)の主要企業各68社について,職務(担当システム)の領域で「今後利用したい」と感じるかを聞き,「今後利用したい」とした回答者に,そのベンダー/SIerを「利用したい」と感じる理由をたずねた。
 選択肢は「コスト」,「提案,業務分析,情報提供」,「製品/サービスの機能」,「導入後のサービス(保守,稼働継続)」,「企業規模や体制」,「ブランドや企業イメージ」,「過去の導入/利用実績」,「その他」の8つを提示。その中から,「利用したい」と感じる理由を最大3つまで選ぶよう求めた。そのベンダー/SIerを「利用したい」とした回答者数(無回答者を除く。図中のn)を100%として,それぞれの理由が選ばれた比率を集計した。
 今回の調査で30人以上から『利用したい理由』の回答が得られたSIerは,今日の記事で紹介した8社と,大塚商会,NECフィールディング,NTTデータ,富士通エフサス,伊藤忠テクノソリューションズ,キヤノンマーケティングジャパン,日立情報システムズ(以上7社の結果は5月20日付け記事を参照),富士ソフト,オービック,ネットワンシステムズの合計18社だった。
 評価対象企業全136社のリストは,本調査の設問の原文とともに,日経マーケット・アクセスの有償会員向けサイト「日経MA-INDEX 企業情報システム」で近日中に公開する予定。
 調査実施時期は2008年4月中旬,調査全体の有効回答は2920件,「所属する企業・組織で自社の情報システムにかかわる業務(企画立案・設計・開発・運用・予算承認など)を担当している」とした実質的な有効回答は1136件。

図●主なシステム・インテグレーター(SIer)に対する「利用したい」理由
(回答数上位8~15位,n=40以上50未満)