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 米TNS Media Intelligenceは米国時間2008年6月11日,米国広告市場に関する調査結果を発表した。それによると,2008年第1四半期の米国における広告支出額は前年同期と比べ0.6%微増にとどまった。景気後退への懸念が影響しており,2008年第2四半期も回復は見込めないとTNSは予測する。インターネット・ディスプレイ広告は同8.5%増加したが,以前の2ケタ成長から減速している。

 広告支出額を媒体別にみると,大きく成長したのは日曜版雑誌(前年同期比17.1%増)およびネットワーク・ラジオ(同12.0%増)だった。調査対象となった当期が通常より1週間長かったことも一因だとTNSは見る。その他,スペイン語雑誌(同14.2%増)や全米ネットワーク放送(同11.2%増)が好調だった。

 ケーブル・テレビと屋外広告は,それぞれ前年同期比4.1%増,同2.5%増と成長したが,伸び幅は縮小傾向にある。

 新聞は前年同期比5.2%減少した。自動車業界と不動産業界の低迷が原因とTNSは分析する。

■2008年Q1における媒体別の広告支出成長率
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媒体                    前年同期比成長率
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テレビ                        1.7%
  ネットワーク・テレビ        0.8%
  ケーブル・テレビ            4.1%
  スポット・テレビ           -2.4%  
  全米シンジケーション放送   11.2%
  スペイン語テレビ            4.4%

雑誌                          0.8%
  一般雑誌                    0.2%
  企業間雑誌                 -3.2%
  地方雑誌                   -2.1% 
  日曜版雑誌                 17.1% 
  スペイン語雑誌             14.2%

新聞                         -5.2%
  地方新聞                   -5.0%
  全国新聞                   -6.2%
  スペイン語新聞             -5.3%

インターネット                8.5%

ラジオ                       -4.5%
  ネットワーク・ラジオ       12.0%
  全米スポット・ラジオ       -3.1%
  地元ラジオ                 -7.2%

屋外                          2.5%  
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出典:TNS Media Intellignce

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