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 米JupiterResearchは米国時間2008年6月30日,米国オンライン広告市場の動向に関する予測を発表した。それによると,2008年の米国オンライン広告支出は前年比約20%増の238億ドルに達する見通し。昨今の景気減速は広告業界全体に影響を及ぼしているが,オンライン広告市場の損失は他分野の広告に比べて少ない。

 財政状態の厳しい広告主は,テレビや紙媒体から投資効果の分かりやすい広告媒体へと予算を移すと,同社は予測する。検索エンジン広告が今後もオンライン広告市場を牽引するが,質の低い広告を排除することで広告効果を高める米Googleの品質スコア(Quality Score)によって,検索エンジン広告の数は減少するという。

 2008年から2013年にかけて,テキストなどの静的な広告は大幅に減少する一方,動画などを用いたリッチな広告への支出は4倍以上に増える見込みだ。

 「消費者は,ショッピングやコミュニケーションのほか,娯楽の手段としてもインターネットを利用するようになっている。広告主はこのことを認識すべきだ。インターネットの娯楽利用が拡大するにつれて,消費者にリッチな広告を見てもらう機会が増える」と同社上級アナリストのEmily Riley氏は説明する。

 米メディア(CNET News)によると,米国のオンライン広告支出は2013年に434億ドルに達するという。2008年~2013年の年平均成長率は,オンライン広告が13%増であるのに対し,オフライン広告は4%増に留まる見込み。

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