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 米国の家電業界団体Consumer Electronics Association(CEA)は米国時間2008年7月22日,米国の家電製品市場に関する調査結果を発表した。それによると,2008年の家電製品の売上高は前年比7.3%増の1730億ドルに達し,2009年には1830億ドルを上回る見込みだという。

 この好調の原因について,CEA会長兼CEOのGary Shapiro氏は,「景気が低迷すると,消費者は娯楽やガソリン代節約のための在宅勤務など様々な理由から家電製品を買い求める。他業界の業績が悪化するなか,家電業界が好調なのはそのためだ」と説明する。

 CEAは今年1月にも2008年の家電売上高予測を発表しているが,今回,その予測に20億ドルを上乗せした。上方修正の理由は,2009年2月17日の地上アナログ放送終了を前に,デジタル・ディスプレイの販売が急増しているためだ。デジタル・ディスプレイの売上高は280億ドルに近づく見込みで,全家電製品の16%を占める。小売価格が11%低下したこともあり,販売台数は24%増加する見通し。

 この点について,CEA業界分析部門ディレクターのSteve Koenig氏は「デジタル・ディスプレイ市場を牽引しているのは液晶テレビだ。価格低下を受け,消費者は今が買い時だと判断している。今年の終わりには,60%以上の米国家庭がデジタル・テレビを1台以上所有するようになるだろう」と分析する。

 ビデオ・ゲームも好調で,2008年の売上高は210億ドルを上回る見通し。ゲーム・ソフトの売上高は2008年に27%,2009年に23%の成長を見せる。消費者が好きなときに好きな場所で使える製品を求める傾向が強まるなか,ポータブル・ゲーム機の販売も増加すると予測する。

 常に娯楽や情報に接していたいと考える消費者が増えていることから,スマートフォンの需要も大幅に拡大している。スマートフォンの2008年の売上高は前年比で51%増加し,携帯電話全体の売上高の28%を占める見込みだという。
 
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