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調査内容 主要インテグレーター,システム関連ベンダーとの接触度
調査時期 2008年7月中旬
調査対象 ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者
有効回答 3062件(1126件)
( )内は情報システム担当者の有効回答数


 日経マーケット・アクセスが,ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者を対象に,国内の主な情報通信製品/サービス・ベンダーとシステム・インテグレーター(SIer)各68社のイメージを調査したところ,「自分の仕事(職務領域)と接点がある」と感じているベンダー/インテグレーターのトップは「マイクロソフト」(79.2%),2位「NTT東日本/NTT西日本」(68.4%),3位は「デル」(62.8%)。前回2008年4月調査2008年1月調査2007年10月調査の過去3回の調査と同じ3社が今回もトップ3を占めた。マイクロソフトは初回の2006年10月調査以来8回連続のトップである。

 SIerとして回答者に評価を求めた企業の中で「接点がある」という評価で上位30社に入ったのは,2008年1月調査と同じ「大塚商会」と「NTTデータ」の2社。大塚商会は44.2%で前回の46.3%からはやや下がったが,前々回(36.7%)や2007年10月調査(33.3%)より高め。NTTデータ(35.8%)も同じような傾向(前回37.3%,前々回30.0%,2007年10月調査27.8%)を示している。この両社に次ぐのは前回29位(31.3%)の「NECフィールディング」。だが大塚商会,NTTデータと同じくNECフィールディングも今回約2ポイント・ダウンの29.5%で,全体では34位(前々回は24.2%で37位)に終わった。

「取引実績」が「接点」の多くを占めたゼロックス,デル,フィールディング,都築

 前回2008年4月調査から「接点がある」の内容を「取引/契約実績がある」,「商談等で接触した」,「商談等の接触はない」に3分割して聞いている。「取引/契約実績がある」は評価対象の全136社中,マイクロソフト(40.0%)がトップで以下NTT東/西(39.7%),デル(36.9%)。SIerでは大塚商会(21.3%),NECフィールディング(15.5%),NTTデータ(14.5%)の順で,「接点がある」全体の上位3社と同じ顔ぶれだった。この「取引/契約実績がある」の比率のベンダー68社の平均は13.1%,SIer68社の平均は6.2%だった。

 「接点がある」とした回答者に占める「取引/契約実績がある」回答者の比率が高いベンダーは,「富士ゼロックス」が全136社中トップの62.0%(前回も61.4%でトップ)。次いでデルの58.8%,NTT東/西の58.0%。これらは見込み客を受注に繋げる,営業効率の高い企業と言えよう。

 SIerでもNECフィールディング(52.5%)が前回(58.1%)に続いて68社中トップを占めたが,今回はこれに次ぐのが「都築電気」の50.9%(n=381),「日立電子サービス」の49.5%(n=1111)だった。ただしこの両社は,「接点がある」とした回答者の比率が今回やや低め(都築電気は16.5%でSIer68社中34位,日立電サは18.8%で27位)である。

「商談まで」の上位は富士通,NECにNTTコム,大塚

 「商談等で接触した」率の全136社中トップ3は,前回調査では「NEC」(12.6%),「富士通」(11.6%),「日立製作所」(11.4%)の国産大手ベンダー3社だった。今回は富士通(12.7%)がトップで,NEC(11.2%)は同率3位に後退。「NTTコミュニケーションズ」(12.2%)が2位に割って入り,SIerから大塚商会(11.2%,前回は10.2%)がNECと同率3位に進出した。日立製作所は今回10位(10.0%)だった。

 ちなみにSIerの中で,大塚商会に次ぐ「商談等で接触した」率の上位は,NTTデータ(7.9%,前回は9.6%),「日立情報システムズ」(n=1108で同じく7.9%,前回は7.7%),「富士通システムソリューションズ」(Fsol,n=361で7.8%,前回は3.4%)の3社がほぼ横一線。「キヤノンマーケティングジャパン」(n=1115で7.3%,前回は7.1%)がこれに次ぐ。Fsolの上昇が目立つ。

 「接点がある」とした回答者に占める「商談等で接触した」回答者の比率が高いベンダー(「接点がある」を30票以上得られなかった5社を除く63社中)は,今回調査から評価対象企業リストに追加した「日本ビジネスオブジェクツ」(n=380)がトップで38.1%。以下国産ERP製品SCAWの「NTTデータシステムズ」(n=380)の38.1%,「オービックビジネスコンサルタント」(n=1113)の29.5%がトップ3。SIerでは同64社中,「NTTソフトウェア」(n=360で33.0%),Fsol(31.6%),「ネットマークス」(n=380で31.1%)がトップ3だった。これらは,提供するソリューション領域の見込み客と直接の接触にまで到達できた率の高い,営業・マーケティング能力に優れた企業と言えよう。

 「商談などでの接触経験はない(が,職務領域上は接点があると感じる)」と評されたのは,マイクロソフトが28.2%で前回(29.2%)に引き続き136社中最大。2位も前回と同じ「アドビ システムズ」(26.2%,前回21.9%)だが,マイクロソフトとの差が大幅に詰まった。3位には「キヤノン」(22.0%)が付け,前回3位(20.9%)の「日本オラクル」は今回19.4%で「シマンテック」,NTTコムに次ぐ6位となっている。

 ちなみに図示した「接点がある」上位30社の中で,「接点がある」とした回答者の中での「接触経験はない」の比率が高いのは,アドビ(50.1%)と「松下電器産業」(47.5%)がやや突出し,「サン・マイクロシステムズ」(45.1%),「アライドテレシス」(44.6%),「ソフトバンクモバイル」(44.4%)がほぼ並んで3番手グループという結果だ。

■調査概要
 日経マーケット・アクセスが,ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者を対象に,情報通信製品/サービス・ベンダーとSIerの主要企業各68社について,「自分の職務領域はこの企業と接点がある」と感じるか,「ない」と感じるかを聞いた。どちらも選ばなかった回答は有効回答数(図中のn)に含めていない。
 2008年1月調査まで,この設問の回答の選択肢は「接点がある」「ない」の二者択一としていたが,前回の2008年4月調査から「接点がある(取引/契約実績がある)」,「接点がある(商談等で接触した)」,「接点がある(商談等の接触はない)」,「接点はない」の四択とした。
 グラフには「接点がある」率上位30社を掲載した。評価対象のベンダー68社に対する「接点がある」という評価の平均は30.5%(前回2008年4月調査では29.8%,2008年1月調査では31.3%)。インテグレータ(SIer)68社の平均は17.1%(同17.6%,14.2%)だった。
 2008年7月調査では評価対象ベンダー68社のリストに,「エクストリーム ネットワークス(日本法人)」「NECアクセステクニカ」「リード・レックス」「日本ビジネスオブジェクツ」の4社を追加。ワークスアプリケーションズとBMCソフトウエア,日本SGIの3社を除外し,日本BEAシステムズは日本オラクルの評価対象の一部とするよう変更した。評価対象インテグレータ(SIer)68社のリストは,2008年4月調査と同じものを提示した。
 評価対象企業全136社のリストは,本調査の設問の原文とともに,日経マーケット・アクセスの有償会員向けサイト「日経MA-INDEX 企業情報システム」で近日中に公開する予定。
 調査実施時期は2008年7月中旬,調査全体の有効回答は3062件,「所属する企業・組織で自社の情報システムにかかわる業務(企画立案・設計・開発・運用・予算承認など)を担当している」とした実質的な有効回答は1126件。

図●「職務(情報システム業務)で接点がある」と感じるシステム・インテグレーター,システム関連ベンダー(上位30社)
図●「職務(情報システム業務)で接点がある」と感じるシステム・インテグレーター,システム関連ベンダー(上位30社)