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 有望市場と言われながらも,アプローチが難しいとされる中堅・中小市場。その原因は中堅・中小企業が抱える独特の経営課題やIT活用に対する意識にある。本特集ではノークリサーチが2008年春に実施した最新の意識調査を基に,5回にわたって中堅・中小企業のITに対する意識動向を解明していく。

 本連載では中堅・中小企業を以下のように年商規模別にクラス分けする。

  • 中堅Hクラス: 年商300億~500億円
  • 中堅Mクラス: 年商100億~300億円
  • 中堅Lクラス: 年商50億~100億円
  • 中小クラス: 年商5億~50億円

各回の内容

第1回:経営環境に大きく影響される中堅・中小企業のIT投資額 
 中堅・中小企業は年間どれくらいのIT予算を投じているのか。その金額は増えているのか,減っているのか。予算計画はどのように立てているのか。これらの疑問を中堅・中小企業を取り巻くビジネス環境と合わせて整理していく。

第2回:堅実指向が際立つアプリケーションごとの重要度の認識 
 中堅・中小企業の経営課題解決に直結するITアプリケーションとは何なのか。昨今のITアプリケーション動向とユーザー意識調査の結果を重ね合わせることで,経営課題とITアプケーションの関連を解き明かしていく。

第3回:SaaSへの期待はまずコスト削減 
 SaaS(Software as a Service)の登場によって,「所有」するITから「利用」するITへの変化が話題となることが多い。中堅・中小企業における所有から利用への意識変化はどうなっているのか。どのようなアプリケーションが「利用」に適していると考えられるか。そうした意識の現状を,SaaS最新事情と合わせて解説していく

第4回:運用負荷の軽減に関係するキーワードに高い関心 
 「グリーンIT」「ユニファイドコミュニケーション」などITの世界では日々最新キーワードが登場している。中堅・中小企業はどのようなキーワードに関心を持ち,どのキーワードが良く知られているのかを,最新キーワードの解説と共にランキングしていく。

第5回:ベンダーへの信頼では将来のサポート体制を重視 
 中堅・中小企業はベンダーや販社に対してどのような意識を持っているのか。頼れるベンダー/販社と頼れないベンダー/販社の差はあるのか。ベンダー/販社側の中堅・中小市場戦略とユーザー側の意識を突き合わせることで,今後の中堅・中小企業市場へのあるべきアプローチについて探っていく。

 なお,調査対象は年商5億円から500億円を目安とした全国の民間企業。ノークリサーチの独自リストにもとづいて告知メールを送付し,Webでアンケートを実施。800社から有効回答を得た。実施時期は2008年5月。

岩上 由高(いわかみ ゆたか)
ノークリサーチ シニアアナリスト
早稲田大学大学院理工学研究科数理科学専攻卒業後,ジャストシステム,ソニーシステムデザイン,フィードパスなどでIT製品及びビジネスの企画/開発/マネジメントに携わる。技術面での経験を生かし,リサーチ/コンサル/執筆活動に従事