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 市場調査会社の米DisplaySearchは米国時間2008年8月21日,同年第2四半期の世界テレビ市場に関する調査結果を発表した。それによると,総出荷台数は4750万台で,前年同期から11%,前期からは3%の増加となった。北米市場が予想以上に好調だったことが,大幅な増加につながった。

 北米市場では,当期後半に大手メーカーがこぞって投入した液晶/プラズマ・テレビの低価格モデルに消費者が敏感に反応し,出荷台数が前年同期比で28%増と大幅に増加した。

 テレビのタイプ別に世界市場を見ると,液晶の人気が最も高く,その出荷台数は前年同期比47%増の2370万台だった(表1)。CRTは同16%減の2040万台,プラズマは同52%増の340万台だった。プラズマ急成長の背景には,32インチ・モデルの北米市場への再投入や,フルハイビジョン・モデルの普及がある。

表1 2008年第2四半期における世界テレビ市場のタイプ別シェア(出荷台数ベース)

順位 種別 08年Q2
出荷台数
(1000台)
08年Q2
市場シェア
成長率
(前期比)
成長率
(前年同期比)
1 液晶 23,66849.8% 12% 47%
2 プラズマ 3,391 7.1%22% 52%
3 有機EL 1 0.0%-35% N/A
4 CRT 20,388 42.9%-8% -16%
5 リアプロジェク
ション(RPTV)
96 0.2%-28% -85%
合計 47,545 100%3% 11%
出典:DisplaySearch

 世界テレビ市場全体におけるフラットパネル型の出荷台数シェアは,前期の52%から57%に拡大した。液晶が50%近いシェアを獲得し,首位の座をCRTから奪回した。

 メーカー別の売上高シェアは,韓国Samsungが22.8%を獲得し,10期連続で首位の座を守った(表2)。2位はソニー(12.5%),3位は韓国LG Electronics(11.5%)で,トップ3の順位は前期と変わらなかった。

表2 2008年第2四半期における世界テレビ市場のメーカー別シェア(売上高ベース)

順位 メーカー 08年Q1
市場シェア
08年Q2
市場シェア
成長率
(前期比)
成長率
(前年同期比)
1 Samsung 20.7% 22.8%18% 52%
2 ソニー 13.2% 12.5%2% 49%
3 LG Electronics 11.6% 11.5%6% 33%
4 松下電器産業 7.0% 8.4%29% 23%
5 シャープ 7.3% 6.8%0% 10%
その他 40.2% 38.0%1% -1%
合計 100.0% 100.0%7% 20%
出典:DisplaySearch