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 コンサルティング・グループの米KPMGは米国時間2008年9月23日,グリーン技術に対する米国ベンチャ投資について調査した結果を発表した。ベンチャ投資家301人を対象にアンケート調査を実施したところ,2009年にグリーン技術へのベンチャ投資が増加すると見る回答者が全体の91%に達し,前年調査時の76%から大幅に増加した。

 グリーン技術へのベンチャ投資が前年に比べ20%以上増加するという回答者が全体の約半数を占め,10~19%の範囲で増加と予測した回答者は34%だった。また回答者の67%が,この増加傾向を一過性のものではなく,持続性のある投資サイクルと見ている。

 KPMGのPacky Kelly氏によると,「グリーン技術分野は多くの企業が多額の資金提供を受けて活況を呈している。グリーン技術のサブセクターにおいても,広範な投資が行われていることが分かった」という。

 今後2年間に,最も投資額が多いサブセクターについて尋ねると,燃料電池やバッテリを含むエネルギ貯蔵(回答者の15%)や,石炭を熱分解してガス化したクリーン石炭(14%)をはじめ,風力(14%),燃料(11%),ソーラー(10%)などが挙がり,さまざまな分野に分散して投資が行われる見通しである。

 また,今後20年間に優勢になるクリーン・エネルギを予測してもらったところ,ソーラー(回答者の39%),原子力(27%),風力(18%)が上位を占めた。

 2008年末の原油価格については,1バレル当たり120ドルを超えると見る回答者が53%を超え,100ドルを下回ると予測する回答者は13%にとどまった。また原油価格がピークに達する時期については,2010年以降(回答者の47%),2008年後半(24%),2009年(14%)の順で多かった。