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調査内容 主要ベンダーに対する「存在感」「勢い」のイメージ
調査時期 2008年10月中旬~下旬
調査対象 ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者
有効回答 3124件(1247件)
( )内は情報システム担当者の有効回答数


 日経マーケット・アクセスが,ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者を対象に行った2008年10月調査で,情報通信製品/サービス・ベンダーとシステム・インテグレーターの主要企業各68社について,「強い存在感がある」「会社に勢いがある」と感じるかを聞いた。このうち,有効回答(下の「■調査概要」を参照)30票以上を得た主要ベンダー66社について,「存在感」と「勢い」の評価を相関図にまとめた。

 横軸の「存在感」は「マイクロソフト」が今回も70.4%でトップ。2007年1月調査以来これで8回連続,丸2年間「存在感のあるベンダー」トップを確保している。前回2008年7月調査での70.1%に続き,今回もマイクロソフトの「存在感」は70%ラインぎりぎりで,現在と同じ基準での集計方式になった2007年4月調査から前々回2008年4月調査まで約1年続いた75~80%のレベルには戻らなかった。

日本オラクルが「存在感」2位から陥落

 同じ2007年4月調査以来,前回調査まで「存在感」2位の座を保っていた日本オラクルは,今回3ポイント下がって60.4%。マイクロソフトに10ポイントの差を付けられ,ついに3位に後退した。その跡を襲って2位に浮上したのが前回4位のNTTドコモ(61.4%)で,スコア上はわずか0.4ポイントの上昇ながら,評価対象ベンダー全体の「存在感」の平均値が5ポイント近く低下した中で,順位を上げる結果になった。

 4位のNTT東日本/NTT西日本は54.7%で前回の58.2%(6位)から,5位の日本IBMは52.5%で前回の57.9%(7位)から,ともにスコアを落としつつ順位が上昇した。前回2008年7月調査の「存在感」で,対象ベンダー中最大の約13ポイント・ダウンを喫したSAPジャパン(前々回61.2%で4位→前回48.6%で13位)は,今回1.6ポイント取り戻し50.2%で6位に上昇。以下NEC(前回48.9%で12位→今回48.8%で7位),シスコシステムズ(前回58.3%で5位→今回48.5%で8位),アドビシステムズ(前回50.9%で9位→今回47.7%で9位),デル(前回50.8%で10位→今回47.2%で10位)の順となっている。

iPhone発表では3位,MacBookでは20位のアップルの「存在感」

 「存在感」で前回2008年7月調査から最も大きくスコアを落としたのが,前回3位(63.1%)のアップルジャパン。毎回評価の上下が大きいアップルだが,今回は「存在感」が23.3ポイント・ダウンの39.8%で66社中20位となった。2008年7月調査の実施期間(7月10日~15日)は日本でのiPhone 3Gの発売(11日)の熱が最も高かった時期。今回の2008年10月調査(10月16日~21日)もノート・パソコンの新モデルを発表(米国時間で14日)した直後だったが,結果には大きな差がついた。

 ちなみに今回の調査で前回2008年7月調査より「存在感」のスコアが上昇したのは,前出のマイクロソフトやNTTドコモ,SAPジャパンを含めて66社中14社だけ。最大のアップは社名変更で露出度が高かった「パナソニック」(前回39.7%で22位→今回45.7%で12位)の6ポイント。次いで仮想化ソフト大手のヴイエムウェア(VMware日本法人,前回34.4%で31位→今回37.8%で24位),SaaS大手の「セールスフォース・ドットコム」(SF.com,前回24.4%で45位→今回27.6%で35位,ただし前々回4月調査での「存在感」は34.5%で30位)が,「存在感」のスコアアップ幅の上位3社だった。

「勢い」トップ3のVMwareとSF.com,イー・モバイルは前回と変わらず

 ベンダー66社の中で「会社に勢いがある」と評価された企業のトップは,前々回2008年4月調査(48.1%),前回2008年7月調査(49.5%)で首位のVMwareが,今回4.3ポイント・ダウンの45.2%の支持で3連覇。2位も前々回47.9%,前回45.0%で2位のSF.comが今回は42.1%でその位置を守った。さらに3位も,前々回初登場5位36.2%,前回2位(45.0%,SF.comと同率の2位)のイー・モバイル(37.7%)が入り,トップ3は前回調査と同じ顔ぶれで収まった。

 4位以下も「勢い」評価の上位の常連ベンダーが占めている。4位ソフトバンクテレコム(36.6%)は前回40.2%で6位。5位は2008年1月調査での首位(38.6%)から前々回2008年4月調査で16位(24.4%)にダウン,前回44.6%で4位にアップと上下動の激しいアップルジャパン。またも約11ポイントの大幅ダウン(33.7%)だが,順位は1つ落としただけで踏みとどまった。

 以下,6位にサイボウズ(前々回41.9%で3位→前回38.5%で7位→今回33.4%),7位ソフトバンクモバイル(前々回38.8%で4位→前回44.4%で5位→今回31.1%)。「存在感」と同じく今回の評価対象ベンダー中最大(6.9ポイント)のスコアアップを得たパナソニック(前回22.2%で25位→今回29.1%)が「勢い」評価でも8位に上昇した。

■調査概要
 日経マーケット・アクセスが,ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者を対象に,情報通信製品/サービス・ベンダーの主要企業68社について,《会社に勢いがある》《強い存在感がある》と感じるかを聞いた。
 評価対象(「接点がある」とした回答者数30以上)のベンダー66社(総回答数1万5247件)に対する,「勢いがある」という評価の単純平均は20.2%(前回2008年7月調査では22.3%,前々回2008年4月調査では20.8%)。各社の回答数を乗じた加重平均は20.0%(前回は20.7%,前々回は20.8%)だった。また「存在感がある」という評価の単純平均は30.1%(前回,前々回とも35.2%)。加重平均は41.5%(前回は45.0%,前々回は45.8%)だった。
 2007年1月調査の集計では,回答者が,対象ベンダーのビジネス領域と自分の職務領域に「接点がある」とし,かつ対象ベンダーについて《今後利用したい》《会社に勢いがある》《強い存在感がある》のいずれかを「はい」とした回答者の数nを100%とした時の比率を使用,n=30以上を得たベンダー22社を掲載した。
 今回(2008年10月調査)の集計では,2007年4月調査以後,前回2008年7月調査までの6回と同じく,対象ベンダーのビジネス領域と自分の職務領域に「接点がある」とした回答者の数nを100%とした時の比率を使用している。
 2008年10月調査では評価対象ベンダー68社のリストに,「エムオーテックス」「シトリックス・システムズ・ジャパン」「ネオジャパン」「エーピーシー・ジャパン(American Power Conversion)」「アスーステック・コンピューター(ASUSTeK)」の5社を追加。NECアクセステクニカ,日本インフォア・グローバル・ソリューションズ,ブロケード コミュニケーションズ システムズの3社を除外し,日本ユニシスはインテグレータ(SIer)としての評価対象リストに移行。日本ビジネスオブジェクツ(BusinessObjects)は「SAPジャパン」の評価対象の一部とするよう変更した(前回2008年7月調査比)。
 評価対象企業全136社のリストは,本調査の設問の原文とともに,日経マーケット・アクセスの有償会員向けサイト「日経MA-INDEX 企業情報システム」で近日中に公開する予定。
 調査実施時期は2008年10月中旬~下旬,調査全体の有効回答は3124件,「所属する企業・組織で自社の情報システムにかかわる業務(企画立案・設計・開発・運用・予算承認など)を担当している」とした実質的な有効回答は1247件。

図1●主要情報通信(ICT)製品/サービス・ベンダー66社に対するイメージ(「対象ベンダーのビジネス領域と自分の職務領域に接点がある」とした回答者の中での比率,n=135以上の32社)
図1●主要情報通信(ICT)製品/サービス・ベンダー66社に対するイメージ
「対象ベンダーのビジネス領域と自分の職務領域に接点がある」とした回答者の中での比率,n=135以上の32社
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図2●主要情報通信(ICT)製品/サービス・ベンダー66社に対するイメージ(「対象ベンダーのビジネス領域と自分の職務領域に接点がある」とした回答者の中での比率,n=30以上135未満の34社)
図2●主要情報通信(ICT)製品/サービス・ベンダー66社に対するイメージ
「対象ベンダーのビジネス領域と自分の職務領域に接点がある」とした回答者の中での比率,n=30以上135未満の34社
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