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 市場調査会社の米IDCは米国時間2008年11月12日,世界IT支出に関する予測を発表した。これまで2009年の世界IT支出を前年比5.9%増と予測していたが,金融危機の影響を反映し,これを前年比2.6%増に下方修正した。

 2009年のIT支出予測を地域別に見ると,日本,西欧,米国の伸び率は1%前後の水準。一方,中・東欧,中東,アフリカ,中南米の新興経済諸国では,引き続き順調に伸びるが,修正前予測の2ケタ台の増加と比べて伸び幅は縮小する。

 分野別では,ソフトウエアとサービスに対する支出が順調に拡大する一方で,ハードウエア(ストレージを除く)への支出が減少すると予測している。

 2010年以降については,予測期間の2012年までにIT支出の伸びが回復し,2012年には伸び率が前年比6.0%に近づくと見込む。予測期間の4年間を通じてIT支出は増加を続けるが,伸び幅の縮小による総売上高の損失は3000億ドルを上回るとIDCは推計している。