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 市場調査会社の米Gartnerは英国時間2008年11月25日,世界の中古パソコン市場に関する調査結果を発表した。それによると,需要が供給を上回っているにもかかわらず,中古市場に流通しているパソコンのうち,再使用されているのは44%にすぎないことが分かった。

 中古市場向けパソコンのうち,成熟市場から発展途上国へ輸出されるのは約20%。Gartnerは,輸出関税と高額な輸送コストが大量輸出を妨げている主な要因だと分析する。

 この調査では,最初のユーザーが3カ月以上使用したあと,中古市場に売却したパソコンを中古パソコンと定義している。

 中古パソコン市場を地域別に見ると,輸出台数が多いのは,北米や西欧,日本,オーストラリアなど。一方,需要が急速に高まっているのは,MEA(中東,アフリカ)地域とアジア太平洋地域の新興市場で,とりわけ中国における需要の拡大が目立つ。

 同社主席アナリストのMeike Escherich氏は,「東欧やMEA地域,中南米,アジア太平洋地域の一部で,中古パソコンの需要が今後も増え続ける可能性が高い」と説明する。「超低価格パソコン(ULCPC)の登場により中古市場は打撃を受けるかもしれないが,中古パソコン・ユーザーの多くは基本的な機能しか搭載されていないノート・パソコンよりもハイスペックの中古パソコンを欲しがるものだ」という。