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 フランスのBullは現地時間2008年12月1日,欧州企業によるオープンソース・ソフトウエア(OSS)の利用状況に関する調査結果を発表した。OSSを導入済みの企業のうち,ミッション・クリティカルなアプリケーションやサービス,製品でOSSを利用している企業が45%にのぼったという。

 これまで一般的だったミドルウエアに加え,オフィス向け生産ツールやビジネス・アプリケーションでの利用も着実に増えている。OSSの利用はERP(統合業務)で38%,ビジネス・インテリジェンス(BI)で33%,CRM(顧客管理)で31%にのぼる。また,OSSだけで構築した環境を好むという企業が22%を占めた。

 OSSの満足度については,「期待通り」もしくは「期待を上回る」という回答が92%に達し,今後OSSの利用を増やすという企業は70%だった。

 OSSの導入理由としては,従来と同じく「コスト削減」(56%)が最も多いが,「単一ベンダーに依存しないため」(45%)という企業も増えている。また,OSSの「柔軟性」や「革新性」を評価する企業も多い。

 利用状況を市場別に見ると,製造業がCRMやERP,アプリケーション・フレームワーク,セキュリティ・ツール,OSなど,あらゆる分野で導入しており,OSS利用に関して最も成熟していた。一方,最も導入が遅れているのは,政府機関と公共関連だが,今後の導入については他の市場に劣らず意欲的であることが分かった。

 この調査は,Bullの委託を受けて米Forrester ConsultingがOSSを導入済みの欧州大企業132社を対象に2008年10月に実施した。