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 調査会社の米iSuppliが米国時間2008年12月1日に発表した世界半導体市場に関する調査結果(速報)によると,2008年はメモリー集積回路(IC)の売上高が前年から16.9%減少することで,市場全体の売上高は前年を2%下回る見通しだ。

 メモリーを除くと,市場全体の売上高は前年比2%増となる。2008年にメモリーが世界半導体売上高に占める割合は17.9%とiSuppliは予測する。

 トップ20の半導体メーカーのうち,業績が最も悪化するのは韓国Hynix Semiconductorで,売上高は前年から29.1%減少する見込み。これに伴い,Hynixの世界半導体メーカー・ランキングは,前年の6位から9位に後退する。

 その一方で業績を伸ばすのは,ファブレス半導体メーカーの米QUALCOMM。前年から19.6%増収し,ランキングは前年の13位から一気に5つ上昇して8位になる見通しだ。

 地域別に見ると,アジア太平洋地域に拠点を置く企業の業績悪化が顕著で,前年から11.2%減収する見通し。これにより,アジア太平洋地域が世界半導体市場に占める割合は,前年の18.5%から1.7ポイント縮小して16.8%になる。

 日本の半導体メーカーの売上高は,前年から1.1%減少する。また,EMEA(欧州,中東,アフリカ)地域および米大陸に拠点を置く企業の売上高は,それぞれ前年から0.8%と0.5%の微増となる。