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 市場調査会社の米Gartnerは英国時間2008年12月4日,同年第3四半期の世界スマートフォン市場に関する調査結果を発表した。それによると出荷台数は3650万台で,前年同期と比べた成長率は過去最低の11.5%となった。

 同社主席アナリストのRoberta Cozza氏は,「景気低迷によって,特にハイエンド機種の売り上げが低下している」と説明。スマートフォン市場は今後も拡大を続けると予想されるが,成長ペースは鈍化すると見ている。

 メーカー別の出荷台数は,フィンランドNokiaが1547万台(市場シェア42.4%)で首位を維持したが,前年同期比では3%減と初めてマイナスに転じた。2位は580万台のカナダResearch In Motion(同15.9%),3位は472万台の米Apple(同12.9%)。

 OS別の出荷台数は,Symbianが1818万台(市場シェア49.8%)で首位を堅持したが,初めてシェアが50%を割った。Symbianのシェア縮小は,Nokiaのスマートフォン出荷台数の減少や,日本のモバイル市場の長引く不振が原因とGartnerは分析する。2位は580万台(同15.9%)のResearch In Motion,3位は472万台(同12.9%)のMac OS X。

 地域別の出荷台数は,北米市場の伸び率が最も高く,前年同期から68%成長した。北米ではResearch In MotionとAppleが好調で,両社が北米スマートフォン市場に占める割合は70%を上回った。EMEA(欧州,中東,アフリカ)地域は前年同期比14%増,中南米は同56%増。日本を除くアジア太平洋地域は同11%減,日本は同23%減少した。