PR

 IT人材雇用の業界団体であるNational Association of Computer Consultant Businesses(NACCB)は2008年12月10日,同年11月における米国IT雇用に関して調査した結果を発表した。IT雇用市場にも不況の影響が表れ,11月のIT雇用者数は前月比0.87%減の387万6200人となった。同月は約3万4000人が職を失い,過去3年間で最大の下げ幅を記録した。

 とはいうものの,11月のIT雇用者数は前年同月比では2.1%増加した。また雇用市場全体における前年比の実績も引き続き上回っている。NACCBによると,金融サービス,通信,製造など幅広い分野においてIT雇用が減少しているが,コンピュータ・システムや設計サービス分野では,同月の雇用がわずかではあるが0.19%増加したという。

 過去1年間のIT雇用者数の推移については,NACCBのWebサイトでPDF文書が公開されている。