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 米Thomson Reutersと全米ベンチャ・キャピタル協会(NVCA)は,2008年第4四半期におけるベンチャ企業の新規株式公開(IPO)や買収合併(M&A)などについて調査した結果を米国時間2009年1月5日に発表した。それによると,当期は世界的な経済危機の影響により引き続きベンチャ企業に対する投資の回収が遅れているという。

 ベンチャ・キャピタルから資金を調達したベンチャ企業のIPOは,当期ゼロだった。通期で見ても6件しかなく,1977年以降で最も少なかった。また2008年は,IPOがゼロの四半期が2期あり,このような年は1975年以降初めて。金額で見ると,2008年のIPOによる調達額は4億7020万ドルで前年の100億ドルを大きく下回り,1979年の3億3870万ドルに次ぐ低水準となった。

 一方,ベンチャ企業の買収合併は当期37件にとどまった。通期の暫定的な買収合併は260件で,2003年以降で初めて300件を下回った。通期の買収合併取引の46%は投資に対して4倍以上の利益があったが,28%は取引額が投資額を下回った。