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 市場調査会社の米IDCは米国時間2009年2月25日,2009年における世界IT支出額の予測値を修正し,1兆4400億ドル(前年比0.5%増)に引き下げると発表した。2008年11月の時点は,前年比2.6%増と予測していた(関連記事)。

 同社によると,世界経済の状況悪化が続いており,GDPマイナス成長を見込む主要国も多いという。主なIT分野と市場を調査した2008年第4四半期のデータには,企業IT支出の急速な収縮がはっきり現れたとしている。

 IT分野のなかで景気悪化の影響が大きいのはハードウエア市場で,支出額が前年に比べ3.6%減る見通し。ソフトウエア/ITサービス市場は比較的安定しており,いずれも前年比3.4%増と見込む。

 修正済みのIT支出予測値を地域別にみると,米国は4910億ドル弱で前年比0.1%増。西欧も同0.1%増で,そのうちドイツと英国が横ばい,フランスとイタリアが減少とみる。日本を除いたアジア太平洋地域は同1.4%増で,中国が同6.5%増,インドが同5.7%増の予想。日本のIT支出は同1.8%減の見通し。

 中南米は全域で市場規模が拡大し,同4%増と予測する。中欧/東欧は同7.5%減,中東/アフリカは同約8%増となる見込み。

 なお,米Forrester Researchは企業および行政機関による2009年のIT支出額を1兆6600億ドル,前年比3%減と予測している(関連記事)。

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