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 米Dow JonesのVentureSourceは米国時間2009年4月1日,米国のベンチャ投資に関する調査結果を発表した。それによると,2009年第1四半期は米国のベンチャ・キャピタル(VC)が出資する企業のIPO(新規株式公開)が0件だった。IPOが1件も行われない期間が約8カ月続いている。

 当期は,M&A(企業合併/買収)の取引額が32億ドルだった。IPOによる利益がなかったため,VCが出資する企業からの利益は前年同期の91億ドルから65%減少し,四半期別の数字としては2003年以来最も低くなった。企業売却の取引総額は,前年同期の88億ドルから64%減少。成立したM&A案件は前年同期の104件に対して当期は68件となり,1999年以来の低水準となった。また,VCの支援を受ける企業への1社当たりの平均出資額は2210万ドル弱で,前年同期の約6000万ドルから63%低下している。

 米Medtronicによる医療機器メーカーの米CoreValveと米Ablation Frontiersの買収が最大規模のM&Aとなった。買収金額はそれぞれ7億ドルと2億2500万ドルで,当期の取引総額の約30%を占めた。

 VentureSourceグローバル・リサーチ・ディレクタのJessica Canning氏によると,現在43社がIPOを申請しているが,IPO市場が今後1~2四半期内に復活する兆しは見えないという。

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