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 エーピーシー・ジャパンは昨年,「災害などの非常時におけるIT機器の保護対策状況」を把握するため,企業ユーザーを対象にアンケート調査を実施しました。調査期間は2008年10月28日~11月7日。エーピーシー・ジャパンのメールマガジン購読者を対象に,Webサイト上でアンケートを実施。540人の回答を得ました。調査テーマは,「データセンターおよびサーバー・ルームのラックの地震対策」と「IT機器の電源保護対策状況」の二つです。調査結果と補足解説を今回と次回の2回に分けて紹介します。

ラックの地震対策は約8割が実施済み

 まず最初は,ラックに対する地震対策の調査結果です。この調査では,80.93%が地震対策を「している」,残りの2割近く(19.07%)が「していない」ことが分かりました(図1)。企業情報システムのインフラ施設としてデータセンターを活用したりサーバー・ルームを整備したりすることが一般的になった昨今,対策を施しているのが8割以上という数字は,地震対策への関心が非常に高いことを示していると考えられます。

図1●サーバー・ラックに対して約8割が地震対策を実施している
図1●サーバー・ラックに対して約8割が地震対策を実施している

 では,実際にどのような地震対策を実施しているのでしょうか。方法は,「すべてのラックを固定している」が31.77%と一番高く,わずかの差で「一部のラックを固定している」が30.20%で続きました。このあと10%台になって「一部のラックに免震装置を設置している」となります(図2)。免震装置を設置したり,免震構造の建物にIT機器を設置したりすることはまだ少数ですが,何らかの形でラックを固定する取り組みは一般化していると言えそうです。

図2●サーバー・ラックに施している地震対策の方法(複数回答)
図2●サーバー・ラックに施している地震対策の方法(複数回答)