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 2回目では,エーピーシー・ジャパンが実施した調査「災害などの非常時におけるIT機器の保護対策状況」における「IT機器の電源保護対策状況」の結果と解説を紹介します。

意外に身近な電源障害

 IT機器の電源保護対策状況の調査では,主にUPS(無停電電源装置)についてのアンケートを重点的に実施しました。

 まず明らかになったのは,IT現場におけるUPSの普及率の高さです。「すべてのIT機器にUPSを設置している」が8.15%,「一部のIT機器にUPSを設置している」が90.19%で,合計98.34%が何らかの形でUPSを設置していることになります(図1)。多くのITエンジニアが,UPSの必要性を理解していると考えられるでしょう。

図1●UPSの普及率はきわめて高い
図1●UPSの普及率はきわめて高い

 また,「これまでにUPSが作動したことはありますか」という設問に対しては,83.55%がUPSの作動を経験していることも分かりました(図2)。

図2●8割以上が電源障害の経験がある
図2●8割以上が電源障害の経験がある

 このうち,作動を経験したことがあるITエンジニアに作動した原因を確認すると,「ビル内電力供給によるもの」が52.35%と最も多く,次いで「自然災害によるもの」が49.66%,「送電ルートによるもの」が33.56%でした(図3)。

図3●UPSが作動した原因(複数回答)
図3●UPSが作動した原因(複数回答)

 落雷などの自然災害によるポイントがビル内電力供給に匹敵するほど高いのは,電源障害が比較的身近なトラブルであることを示しています。