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 IT業界で働くITパーソンにとって,転職は決してめずらしいことではない。では,どれくらいの割合の人が実際に転職を経験しているのだろうか。転職の方法や目的は?転職で給料は上がったのだろうか?・・・こうしたことを明らかにするために,ITproでは,ITパーソンの転職についてのアンケートを2009年5月25日から6月2日まで,Web上で実施した。アンケートには1966人の方にお答えいただき,非常に興味深い結果を得た。今回は,このアンケート結果を報告しよう。

20歳代の5割以上が「いつかは転職」

 最初の質問は「あなたは現在,転職を考えていますか」。この結果を年齢層別に見たのが図1である。

図1●あなたは現在,転職を考えていますか(年齢別,カッコ内は人数)
図1●あなたは現在,転職を考えていますか(年齢別,カッコ内は人数)

 全体では,54.3%が「転職は考えていない」と答え,「いつかは転職したいが,転職活動はしていない」と答えた割合は32.4%だった。「いますぐ転職したいが,転職活動はしていない」と答えた割合は7.3%,「転職活動中」と答えた割合は6.1%である。

 興味深いのは,「転職は考えていない」と答えた割合が,年齢層によって大きく異なることだ。「転職は考えていない」と答えた割合は50歳以上で71.2%,40歳代では60%。これが,30歳代では44.6%,20歳代ではわずか34.2%に減る。

 逆に「いつかは転職したいが,転職活動はしていない」と答えた割合は若い世代ほど高い。20歳代では54.7%が「いつかは転職したい」と考えており,「いますぐ転職したい」「転職活動中」を合わせると65.8%にも及ぶ。

 「転職という行為に対して不安がありますか」という質問に対する答えも,世代間で大きく異なる結果になった。「大きな不安がある」と答えた人の割合が,若い世代ほど少ないのである。

 転職という行為に対して「大きな不安がある」と答えた割合は,50歳代で47.3%,40歳代では45.5%。これが30歳代では38.1%,20歳代では35.3%まで減る(図2)。

図2●転職という行為に対して不安がありますか(年齢別,カッコ内は人数)
図2●転職という行為に対して不安がありますか(年齢別,カッコ内は人数)

重視する点は「給料」と「仕事のやりがい」

 次に,転職で重視する点を見てみよう。図3は,「もし転職する場合,転職先として重視するのは次のうちどれですか」(複数回答)という質問に対する回答結果である。

図3●もし転職する場合,転職先として重視するのは次のうちどれですか(複数回答,回答者数1674人)
図3●もし転職する場合,転職先として重視するのは次のうちどれですか(複数回答,回答者数1674人)

 17個用意した選択肢のうち,最も多くの人が選んだのは「給料」。79.7%とほぼ8割の人が「給料」を重視している。次に多かったのが「仕事のやりがい」(69.1%)。次いで,「勤務地」(58.7%),「仕事の適性」(57.5%),「社員や職場の雰囲気」(50.0%)と続く。「会社の将来性」も,42.4%の人が重視している。