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 米Gartnerは米国時間2009年7月7日,世界IT支出に関する予測分析を発表した。それによると,2009年のIT支出は3兆2000億ドルで,前年から6.0%減少する見通し。景気低迷によるIT支出の減速や為替の影響から,今年3月時点の予測(前年比3.8%減)を下方修正した。

 ハードウエア,ソフトウエア,ITサービス,電気通信の全分野の支出が減少する見込み。とりわけハードウエア分野は前年比16.3%減と,最も大きな落ち込みを見せる。一方,ソフトウエアは同1.6%減にとどまる。

 Gartnerリサーチ担当副社長のRichard Gordon氏は,「ハードウエアとソフトウエア分野の見通しに大きな変更はないが,ITサービスや電気通信分野では,世界的な不況による悪影響がこれから本格化するだろう。また最近,世界の主要通貨に対して米ドルが上がったことも,2009年のIT支出予測を引き下げる要因となった」と説明した。

■世界IT支出の予測
(単位:10億ドル)
  2008年支出 2009年支出 2010年支出
ハードウエア 379.5 317.8 317.7
年間成長率(%) 2.5 -16.3 0.0
ソフトウエア 221.9 218.3 225.3
年間成長率(%) 10.3 -1.6 3.2
ITサービス 805.9 761.0 784.0
年間成長率(%) 8.2 -5.6 3.0
電気通信 1,945.2 1,855.9 1,898.7
年間成長率(%) 5.7 -4.6 2.3
IT全分野 3,352.5 3,152.9 3,225.7
年間成長率(%) 6.2 -6.0 2.3
出典:Gartner(2009年6月)

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