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 JTBの推計によると、夏休み期間(7月15日―8月31日)に海外旅行へ出発する人の数は前年の同じ時期に比べ5.8%減の約210万人に落ち込む見通し。企業が経費削減のため業務出張を抑制することも影響し、3年連続の前年割れになると予想している。国内旅行者数は1.6%減の7233万人と、2年続けて前年を下回ると見込む。

 海外旅行では、7月から多くの航空会社が燃油サーチャージを廃止したが、近距離、遠距離とも各方面で前年を下回る見込み。夏休み期間にアジアに出発する人は前年同期比5.0%減。韓国(7%増)を除いてすべて前年を割り込み、特にタイは22.4%減と大きく落ち込む見通し。また北米は5.9%減、欧州は4.9%減、オセアニアは18.8%減となる。燃油サーチャージの廃止などから、旅行の平均費用は前年同期に比べ14.1%減の21万4000円になる見込み。

 国内旅行については、帰省などの割合が増す一方、温泉旅行や海辺での保養、海水浴などは減少する。平均費用は3万3100円と、前年同期に比べ7.5%減少する見込み。ETC導入車向けの高速道路料金割引などが費用を引き下げる。JTBが高速料金割引による国内旅行への影響を消費者にアンケート調査したところ、「日帰りの旅行や遠出が増える」が32.2%で最も多く、次いで「通行料金が高くて行けなかった所へ行く」が19.4%だった。ただし「混雑しそうなので土日祝日は旅行をしない」といった回答も19.2%あったという。

 夏休み期間の総旅行消費額は海外、国内の合計で前年同期比10.7%減の2兆8435億円になると、JTBは推計している。

 これらの旅行動向は、JTBや航空会社の予約状況、業界動向に加え、6月3―15日に全国1200人を対象に行ったアンケート調査の結果から推計した。

■関連情報
・JTBのWebサイト http://www.jtb.co.jp/