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 矢野経済研究所が7月9日に発表した流通菓子市場に関する調査結果によると、2008年度は出荷金額ベースで前年度比1.2%増の2兆1112億円規模になる見込み。同研究所は、原材料や資材が高騰したものの、景況感悪化によって外出や外食を控える消費者が増え、家庭内需要が活性化したためと分析する。

 また少子化が進むなか、メーカーが大人や男性といった新たな需要層の開拓に努めたことが奏功した。たとえば、配置菓子といわれる菓子のオフィス向けサービスを提供したり、男性の菓子需要に応えるためにコンビニエンスストアなどを販売チャネルとして活用したりしたことが、市場規模の堅調な拡大につながった。

 2008年度のシェアを製品分野別にみると、「チョコレート」(20.0%)、「米菓」(15.0%)、「ビスケット類」(14.0%)がトップ3となった。とりわけ好調だったのは、スナック菓子と米菓。家庭における飲酒の機会が増えたことで、出荷金額がそれぞれ前年度比6.4%増、同3.5%増と好調に推移した。

 今後の見通しとしては、消費者の節約志向がさらに強まることで、2009年度は2兆1195億円規模、2010年度は2兆1200億円規模と、ほぼ横ばいになる見込み。消費者のライフスタイルの多様化に合わせた新商品開発や新たな需要分野の開拓が、市場活性化のカギになるとみる。

 調査は、2009年4―6月にかけて、菓子製造メーカーや菓子卸売業などを対象に実施したもの。

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