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 米PricewaterhouseCoopers(PwC)と米National Venture Capital Association(NVCA)は米国時間2009年7月21日,ベンチャ・キャピタル(VC)の動向を調査した結果を発表した。それによると,2009年第2四半期のVCによる投資金額は37億ドルで,前期の32億ドルから15%増加した。一方,投資案件は612件で,前期の603件とほぼ同水準となった。

 2009年上半期の投資額の増加ペースが続いた場合,通期の投資額は150億ドルを超え,インターネット・バブル前の1997年に近い水準になるという。

 全体の傾向としては,2009年上旬と比べて投資水準が上昇しており,引き続き起業期の企業に対する投資が増加している。投資分野では,バイオ技術と医療機器業界を合わせたライフ・サイエンス分野の企業に対する投資の割合が過去最高となった。

 ライフ・サイエンス分野の企業への投資が160件となり,投資額は前期比47%増の15億ドルに達した。この分野への投資額は全体の41%を占め,投資案件は全体の26%となった。

 バイオ技術分野への投資は,前期比54%増の8億8800万ドル(投資案件は85件)となり,2番目にはソフトウエア業界の6億4400万ドル(同135件)が続いた。医療機器分野への投資額も増加し,同38%増の6億2800万ドル(同75件)となった。

 当期は,起業期の企業に対する投資が急増し,投資額全体の67%を占めた(投資案件では全体の38%)。このステージの企業に対する投資額は,前期の8億8500万ドル(投資案件は233件)から15億ドル(同221件)に増加した。

 事業拡大期の企業に対する投資額は前期比19%増の10億ドル(同172件)となった。投資案件数の全体に占める割合は28%で前期と同じだが,1件当たりの平均投資額は600万ドルで前期の520万ドルから上昇した。

 この調査結果は,米Thomson Reutersが提供したデータに基づいている。

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