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 米NPD Groupが米国時間2010年1月8日にまとめた技術関連支出の調査結果によると、2009年ホリデー・シーズンにおける民生電子機器の売上高は108億ドルで、前年と比べた落ち込み幅は1%未満にとどまった。2008年は前年比6%減だった。

 2009年11月22日から12月26日までの5週間のうち、週別売上高が前年実績を上回ったのは2週間だった。第2週(11月29日~12月5日)は3.7%増と大きく成長したが、ホリデー・シーズン全体の売上高における割合は15%だった。第5週(12月20~26日)は成長率が0.3%増と小幅だったが、全体の22%を売り上げた。

 カテゴリ別で見た場合、パソコンとフラッシュ・メモリー内蔵カムコーダーの販売台数増加が顕著だった。薄型テレビは、パソコンと合わせた売上高が全体の41%を占め、市場をけん引する主要カテゴリだが、平均販売価格の低下により売上高は12%減少した。MP3プレーヤーは3年連続で販売台数の首位に立ったが、昨年実績を14%下回った。その半面、平均販売価格は上昇した。

■2009年ホリデー・シーズンにおける主要民生電子機器の販売

カテゴリ               販売台数  売上高      平均    平均販売価格
                        前年比   前年比    販売価格     前年比
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ノート・パソコン         68%       30%       $528        -23%
カムコーダ               40%       12%       $182        -20%
Blu-ray DVDプレーヤー    44%       -5%       $151        -34%
デスクトップ・パソコン   28%       27%       $643         -1%
薄型テレビ               16%      -12%       $525        -25%
デジタル一眼レフ         13%       16%       $698          2%
無線ネットワーク機器      8%       11%        $61          2%
多機能プリンタ           -4%        7%       $110         11%
コンパクト・カメラ       -5%       -8%       $128         -3%
MP3プレーヤー           -14%       -6%       $142         10%
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出典:NPD Group

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