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 米Hewlett-Packard(HP)は米国時間8月25日に,40億ドルの発行済み普通株を買い戻す計画を明らかにした。役員会の承認を同日得たという。

 自社株買い戻しについて同社は,「福利厚生計画のもとで発行した株式による株価の希釈化を埋め合わせるため」と説明する。米メディアの報道(CNET News.com)によると,同社の25日の株価は26.90ドルで,前日比約1%高となった。

 同社は7月末までの過去3四半期にわたって,21億ドルの株式を買い戻している。また,2004年9月に承認された30億ドルの株式買い戻し計画において,残り約8億ドル相当の買い戻しを予定している。

 ちなみに,同社が8月17日に発表した決算報告によると,2005年会計年度第3四半期(2005年5~7月期)の業績は,売上高が前年同期比10%増の208億ドル,GAAPベースの純利益が同88%減の1億ドル(希薄化後の1株当たり利益は3セント)だった。

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