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 米Microsoftが,セキュリティの高いWebサービス作成を支援する「Microsoft Visual Studio 2005」「Microsoft .NET Framework 2.0」用アドオンのベータ版「Web Services Enhancements(WSE)3.0 Beta for Microsoft .NET」を,米国時間8月23日に公開した。利用可能なバージョンは英語版のみ。Microsoft社のWebサイトから無償でダウンロードできる。

 WSE 3.0は,暗号化や認証などの機能をWebサービスに付加し,セキュリティを強化するためのツール・キット。.NET Framework 2.0上で動くWebサービスに対し,セキュリティ・ポリシーを適用できる。

 たとえばKerberosチケット,X.509証明書,XMLベースのセキュリティ・トークンなどで電子署名と暗号化が施せる。認証時にユーザー名とパスワードによる証明書も利用できる。

 旧版の「WSE 2.0」はWS-Security,WS-Routing,WS-Attachmentsといった仕様に準拠していた。WSE 3.0は,新たにWS-Policy,WS-SecurityPolicy,WS-Trust,WS-SecureConversation,WS-Addressingに対応する。

 さらに,Webサーバー「Microsoft Internet Information Services(IIS)」の外部で運用されているASP.NET Webサービスの利用が可能となった。大量のバイナリ・データの転送を効率化する仕様SOAP Message Transmission Optimization Mechanism(MTOM)にも対応した。

 現時点でWSE 3.0を使用するには,「Microsoft Visual Studio 2005 August 2005 Community Tech Preview」と「Microsoft .NET Framework SDK version 2.0 August 2005 Community Tech Preview(Build 50727.07)」が必要。Visual Studio 2005の最終版は11月7日に利用可能とする予定。

 なおWSE 3.0はWSE 2.0 SP3に影響を与えず導入可能で,両者は併用できる。

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