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 米連邦情報通信委員会(FCC)の執行局は,VoIPプロバイダに緊急通報(911)機能提供を義務付ける規定「VoIP Enhanced 911(E911)」関し,加入者からの同意取り付けの締め切りを30日延期する。FCCが米国時間8月26日に明らかにした。

 VoIPプロバイダは,今年11月末までにすべてのサービス加入者にE911サービスを提供することが義務付けられている。通知規則により,VoIPプロバイダはサービス加入者に,VoIPを介した緊急通報サービスが従来の地上通信線とは異なり,911につながりにくい可能性があることを通知し,同意を得る必要がある。勧告に対して同意を拒否する加入者へのサービスは停止しなければならない。

 当初,FCCは,サービス打ち切りの期限を7月29日に設定していた。しかし,8月30日までの延期を認めることを7月26日に発表。延期を希望するプロバイダが,同意を得るために行った取り組みの詳細などのレポートを8月10日までに提出し,FCCがそれを検討して承認を与えるというもの。

 今回,FCCはさらにこの期限を9月28日まで延ばすことを決定した。8月10日までにレポートを提出しているプロバイダが対象となる。なお,9月1日,9月22日に,更新レポートを提出する義務がある。

 FCCは今回の延期について,「VoIPプロバイダが引き続き同意取り付けに取り組み,サービス打ち切りとなるユーザー数を最小限にとどめるため」と説明している。

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[発表資料(PDF)]