PR

 米連邦捜査局(FBI)は,モロッコおよびトルコ当局と協力して,「Mytob」と「Zotob」ワームを作成および配布したとみられる容疑者2人を逮捕したことを,米国時間8月26日に発表した。Zotobは,Windowsのセキュリティ・ホールを突いて感染を広げるワームで,米国大手企業を含む多数の企業のコンピュータ・ネットワークを停止に追い込んだ。「ワームがばらまかれてから2週間以内の検挙」(FBI)となる。

 容疑者は,「Diabl0」の異名を持つ18歳のモロッコ人と,「Coder」の呼び名を使う21歳のトルコ人で,8月25日にそれぞれの国で逮捕された。米メディアの報道(internetnews)によると,FBIは2人が共同でワームを作成したとみているが,実際に面識があるかどうかは不明という。

 また,捜査に協力した米Microsoftがコメントを同日発表した。同社上級副社長兼法務顧問のBrad Smith氏は「当社は世界の司法当局と協力関係にあり,ZotobやMytobといった悪質なプログラムが出現した際には,直ちに情報を当局に提供して犯人摘発を支援し,顧客の保護に努めている」と述べた。

◎関連記事
米Microsoft,「Window XP」でも「Zotob」ワームなどに感染する可能性を警告
「Windowsへのワーム攻撃,企業ユーザーの35%が『米Microsoftの責任』」,英調査
Windowsの脆弱性を突くワーム,アンチウイルス・ベンダー各社が被害状況を報告
Windowsの脆弱性を突く新種ワームに注意,ネットに接続するだけで感染する
国内でも感染が報告され始めた「Zotob」ワーム,社内LANへの“持ち込み”を防げ
WindowsやIEに「緊急」のセキュリティ・ホール,修正パッチの適用を
「8月公開のセキュリティ情報は計6件,最大深刻度は『緊急』」──MSが予告
「『Mytob』ウイルスの変種が1カ月で50種類,対策ソフトで検出できない場合あり」──IPA

[発表資料(FBIのプレス・リリース)]
[発表資料(Microsoft社のプレス・リリース)]