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 米マサチューセッツ州は,米Microsoftの「Office」に替わり,XML関連の標準化団体Organization for the Advancement of Structured Information Standards(OASIS)の仕様に対応したオフィス・スイートの導入を検討中だ。同州CIOのPeter Quinn氏は,導入案新版「Enterprise Technical Reference Model(ETRM) v.3.5」に対する意見募集を行ったのち,最終決定を下したいとするコメントを,米国時間8月29日に発表した。

 ETRM v.3.5では,OASISが新たに承認したOpen Document Format for Office Applications(OpenDocument)を,同州のオフィス文書向け標準に指定している。OpenDocumentは,ロイヤリティ・フリーの仕様で,テキスト,スプレッドシート,チャート,グラフィカル文書向けに,単一のXMLスキーマを用いる。HTML,SVG,XSL,SMIL,XLink,XForms,MathML,Dublin Coreといった既存の標準規格をサポートする。「OpenOffice.org」「StarOffice」「KOffice」のほか,米IBMの「Workplace」などが採用している。

 同州は,2007年1月1日を目標として,段階的な移行計画を立てることになる。「州政府機関の過半数がOfficeなどのプロプライエタリな文書フォーマットをサポートしたアプリケーションを使っているため,新しいオープン標準への移行作業は極めて大規模なものとなるだろう」(同州)

 ETRM v.3.5は2005年9月9日まで閲覧可能。同州のWebサイト公開している。

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[Quinn氏のコメント]