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 米Verizon Wirelessと米Cingular Wirelessは,米国南部を直撃したハリケーン「カトリーナ」による被害の復旧作業が,着実に進んでいると発表した。

 Verizon Wireless社によると,ルイジアナ州ニューオーリンズの中心部は,広範囲の停電により通話可能なエリアが限定されている。しかし,その他のエリアでは,局所的に通話不可能な場所があるものの,通信状況は比較的良好だという。

 ミシシッピ州の湾岸エリアは停電が続き,サービスが限定されている。しかし,携帯電話サービスを提供可能にする移動体ユニット「Cell on Wheels(COW)」を各地に投入するなどして,復旧作業を進めている。また,アラバマ州とフロリダ州では,多くのエリアでサービスの復旧が完了しているという。

 Verizon Wireless社南部地域担当副社長のJack Plating氏は,「通信インフラが復旧できていない地域では,テキスト・メッセージングを利用して,離ればなれになった家族が安否を確認できるように支援している」と説明する。

 一方,Cingular Wireless社によると,同社のサービスはアラバマ州モビールやミシシッピ州ジャクソンなどで完全に復旧しているほか,同州ビロクシーの大部分でも通話できるようになっている。

 同社は現在,ニューオーリンズでの作業に精力的に取り組んでおり,マイクロ波や衛星を使ってネットワークの復旧作業を行うとととも,必要に応じてニューオーリンズ圏外に経路変更を行い,通話サービスを提供している。同社は,発電機500台やCell on Wheels300台を投入して復旧作業を進めているという。

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