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 欧州でフリー・ソフトウエア活動を展開する団体Free Software Foundation Europe(FSFE)が,ソフトウエア・ライセンスGeneral Public License(GPL)の新版を策定する取り組み「GPL Version 3(GPLv3)Development and Publicity Project」をドイツで現地時間9月6日に発表した。Free Software Foundation(FSF)のほか世界各地からさまざまな組織,ソフトウエア開発者およびユーザーの協力を得て,新版の作成を進める。

 作業全体の管理は,FSFとソフトウエア関連の法律問題を手がける米国の団体Software Freedom Law Center(SFLC)が担当する。FSFEは欧州における活動をとりまとめる。

 GPLは,FSFの創設者であるRichard M. Stallman氏が作成したライセンスで,これまでGNUシステム,Linuxカーネル,Samba,MySQLなど,数万件の採用実績がある。現行バージョンは作成から既に14年が経過した。

 米メディアの報道(CNET News.com)によると,GPLv3の草案公開は2006年1月になる見通し。新版には,フリー・ソフトウエアに対して特許侵害を主張する企業などからソフトウエア配布権を剥奪する,といった罰則条項を盛り込む可能性があるという。

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