米Sun Microsystemsは,新しいパートナ・プログラム「Sun Partner Advantage Program」を米国時間9月7日に発表した。同プログラムは,これまでの「iForce」プログラムに代わるもの。

 第1段階では,独立系ソフトウエア・ベンダー(ISV)に焦点を当て,Sun社が提供している製品の強化を狙う。続いて,再販業者,システム・インテグレータ,OEMパートナへのプログラム拡大を予定している。

 同プログラムでは,ISVパートナがSun社の技術をベースとするソリューションを構築する際に,必要とされるリソースへのアクセスを提供する。参加するISVは,事業ニーズに合わせて20種類を超える教育,技術,マーケティング,販売などのリソースを利用することができる。

 また,同社は特定業界向けソリューションを提供するISVを取り込むために,年内に同プログラムにおいて「Industry Advantage Track」の提供を開始する予定。これは,戦略的な垂直業界のISV向けに,技術,マーケティング,販売支援を提供するもの。選ばれたISVは,「Industry Advantage Program」に参加して,より高いレベルの特典を受けられるようになる。

 Partner Advantage Programプログラムは,年間495ドルの参加料金が必要だが,同社が参加者に提供するリソースは,25万ドル以上に相当するという。この参加料金は,プログラムが開始される2005年9月7日から1年間は免除される。

 同プログラムに関する詳細は,同社Webサイトに掲載されている。

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