米IBMが,顧客企業によるビジネス・プロセス管理(BPM)活動を支援するため,新たなサービス指向アーキテクチャ(SOA)対応ソフトウエアおよびサービスと,パートナ・プログラムの拡充について米国時間9月13日に発表した。

 提供するソフトウエアは,既存の「WebSphere」製品系列SOA対応ソフトウエアをベースにBPM向けとした。WebSphereと「Rational」および「Tivoli」ソフトウエアとの連携も強化した。新たなソフトウエアや機能強化の概要は以下の通り。

・「WebSphere Business Modeler」:
 「Rational Software Architect」のSOAモデリング機能を補完するモデル化ツール

・「WebSphere Integration Developer」:
 ソフトウエア開発ツールEclipseベースのSOAアプリケーション開発ツール

・「WebSphere Enterprise Service Bus(ESB)」:
 Webサービスとの接続/連携を実現するツールの機能強化版

・「WebSphere Process Server」:
 WebSphere ESBベースのSOA対応ビジネス・プロセス導入ツール

・「WebSphere Business Monitor」:
 SOA対応ビジネス・プロセス管理ツール

 IBM社は3種類の取り組みを通じ,顧客によるSOA導入を支援する新サービスを提供していく。概要は以下の通り。

・「SOA Governance」:
 SOA Governanceに新サービスを設け,SOA計画による業務改善度合いなどを調査する

・「SOA Industry Team」:
 通信/流通/金融サービスや製造業,公共事業,中小企業などの分野を対象に,SOA導入の省力化や迅速な効果発揮を支援する

・「Common Services Delivery Platform(CSDP)」:
 クレーム処理や在庫管理など,特定の作業を対象とした再利用可能なソフトウエア・リソースを提供する

 さらに同社はパートナ・プログラム「SOA Business Partner」を拡充し,「IBM SOA Business Partner Community」として支援活動を展開する。パートナ数は6月以来2倍に増え,現在約4000社が登録しているという。

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